DataKeeper リソース階層を作成するときに、リソースタイプを選択するように LifeKeeper から要求されます。DataKeeper リソースには、いくつかのタイプがあります。お使いの環境に最適なタイプを選択するときに、以下の情報が役立ちます。
Replicate New File System
Replicate New File System を選択すると、NetRAID デバイスが作成/拡張され、NetRAID デバイスに指定のマウントポイントがマウントされます。また、LifeKeeper がサポートするファイルシステムと NetRAID デバイスの両方が、LifeKeeper で保護されます。ローカルのディスクまたはパーティションがフォーマットされます。
このリソースが2番目のノードに拡張されると、完全再同期は行われず、ファイルシステムのメタデータデータのみ再同期が行われます。ただし、3番目以上のノードに拡張されると、そのノードに対して完全再同期が行われます。完全再同期を回避するには、全同期の回避 に記載されている手順に従ってください。
注意 : データがすべて削除されます。
Replicate Existing File System
Replicate Existing File System を選択すると、現在マウントされているディスクまたはパーティションが使用され、ディスクまたはパーティションのデータが削除されることなく NetRAID デバイスが作成されます。SIOS DataKeeper はローカルのディスクまたはパーティションをアンマウントし、ローカルのディスクまたはパーティションを使用して NetRAID デバイスを作成します。そして、NetRAID デバイスにマウントポイントをマウントします。次に、NetRAID デバイスと LifeKeeper がサポートするファイルシステムの両方を LifeKeeper で保護します。
重要: SIOS Protection Suite for Linux のマルチサイトクラスタ階層を作成する場合、作成プロセス中にアプリケーションが停止します。階層の作成と拡張が完了した後、アプリケーションを再起動する必要があります。
DataKeeper Resource
DataKeeper リソース を選択すると、NetRAID デバイスが作成/拡張され、ファイルシステムは含めずに LifeKeeper で保護されます。RAW I/O デバイスを使用できるデータベースを使用している場合は、この複製タイプを選択できます。
ユーザがデータアクセスを続行できるように、SIOS DataKeeper は、現在マウントされている NetRAID デバイスのアンマウントと削除は実行しません。ユーザは、手動スイッチオーバの前に NetRAID デバイスを手動でアンマウントし、手動スイッチオーバの後に他のサーバにマウントする必要があります。
注記: DataKeeper リソースの作成後に、手動マウントしたファイルシステムを LifeKeeper で保護する場合は、以下の操作を行います。
- LifeKeeper がサポートするファイルシステムで、NetRAID デバイスをフォーマットしてください。
- NetRAID デバイスをマウントしてください。
- NetRAID デバイスを使用して、共有ストレージのディスクまたはパーティションにあるかのようにファイルシステムの階層を作成し、拡張してください。
これで、LifeKeeper のファイルシステムリカバリキットが、フェイルオーバ時のファイルシステムのマウント / アンマウントを実行します。
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