まず手動スイッチオーバを実施することで、Oracle リソース階層をテストできます。これにより、プライマリサーバからバックアップサーバへのリソースインスタンスのフェイルオーバをシミュレートします。
GUI による手動スイッチオーバの実行
LifeKeeper GUI メニューで [Edit] の [Resource] から [In Service] を選択すると、手動でのスイッチオーバを開始できます。例えば、バックアップサーバで In Service 要求を実行すると、アプリケーション階層はバックアップサーバで In Service になり、プライマリサーバでは out of service になります。この時点で、元のバックアップサーバがプライマリサーバに、元のプライマリサーバがバックアップサーバに変わります。
Out of Service 要求を実行すると、アプリケーションは他のサーバで In Service にならずに、out of service になります。
リカバリ動作
プライマリサーバに障害が発生すると、Oracle Recovery Kit ソフトウェアは以下の作業を実行します。
- バックアップサーバのいずれかの物理ネットワークインターフェースで論理インターフェースを In Service にすることによって、Oracle をバックアップサーバで In Service にします。(注記: これは、IP リソースインスタンスが Oracle 階層の子として定義されている場合にのみ実行されます。)
- ファイルシステムをそのサーバの共有ディスク上にマウントします。
- Oracle に関連するデーモンプロセスを開始します。
リカバリ後はセッションコンテキストが失われているため、Oracle ユーザは最初の接続に使用したのとまったく同じ手順で再接続する必要があります。
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