フェイルオーバーが発生したときに、 LifeKeeper for Linux NAS Recovery Kit を使用してい るとどのような処理が行われるか、その例をいくつか示します。
構成 1:アクティブ/スタンバイ設定の例
この構成では、サーバ 1 が NAS Recovery Kit ソフトウェアを実行しており、NAS デバイスからファイル・システムをインポート(マウント)したため、アクティブとみなされます。サーバ 2 は別の処理を実行します。 サーバ 1 に障害が発生した場合、サーバ 2 が ファイル・システムへのアクセス権を獲得し、LifeKeeper のセカンダリー階層を使用して、 クライアントがファイルシステムへアクセスできるようにします。
設定の注意点:
- NAS ソフトウェアを両方のサーバーにインストールしておく必要があります。
- ファイルシステムが NAS デバイスからインポートされました。
- サーバ 1 がアクティブである間、サーバ 2 は NAS デバイス上のファイルおよびディレクトリにアクセスできません。
注記: アクティブ / スタンバイ設定では、サーバ 2 でも NAS Recovery Kit が実行されていることがありますが、他の NAS リソースは LifeKeeper によって保護されていません。
構成 2:アクティブ / アクティブ設定の例
アクティブ / アクティブ設定は、NAS Recovery Kit ソフトウェアをアクティブに実行し、 かつファイルシステムを NAS デバイスからインポートする複数のシステムで構成されます。
設定の注意点:
- NAS ソフトウェアを両方のサーバにインストールしておく必要があります。
- 最初に、サーバ 1 がファイルシステムをインポートし、サーバ 2 が別のファイ ルシステムをインポートします。切り替え時には、1 つのシステムで両方のファイルシステムをインポートできます。
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