階層は、作成後に、クラスター内の別のサーバに拡張する必要があります。リソースインスタンスを拡張するには、次の 3 つの方法が可能です。

  1. VMDK リソース階層の作成に成功したときに、 [Continue] を選択して、バックアップサーバーにリソース階層を拡張する処理に進むことができます。
  1. LifeKeeper GUI の左ペインまたは右ペインで拡張されていない階層を右クリックします。
  1. LifeKeeper GUI で、ドロップダウンメニューから [Edit] > [Resource] > [Extend Resource Hierarchy] を選択します。選択すると、 [リソース階層の拡張] ウィザードが起動されま す。 [Extend Resource Hierarchy] オプションの [Accept Defaults] ボタンは、 LifeKeeperの [リソース階層の拡張] の既定値をよく知っていて、値の入力や確認をしないで素早く LifeKeeper リソース階層を拡張したいユーザ向けです。GUI ダイアログを使用して対話的に段階を追って LifeKeeper リソース階層を拡張する場合は、 [Next] ボタンを選択します。
     
    1. 最初に表示されるダイアログボックスでは、VMDK リソース階層が現在サービス中であるテンプレートサーバーを選択します。 [テンプレートサーバー] で選択するテンプレートサーバーと、次のダイアログボックスの [拡張するタグ] で選択する拡張するタグが、サービス中(アクティブ)のリソース階層を表すことを忘れないでください。選択したテンプレートサーバでサービス中になっていない リソースタグを選択すると、エラーメッセージが表示されます。このダイアログのドロップダウンボックスには、クラスタ内の全サーバの名前が示されます。
       
      注記: VMDK リソース階層作成後、引き続きリソース階層の拡張作業に入った場合は、作成段階でテンプレートサーバーが特定されているため、このダイアログボックスは表示されません。これは、GUI ウィンドウの左ペインの VMDK リソースアイコンまたは右ペインの VMDK (File System) リソース・ボックスを右クリックして、 [リソース階層の拡張] を選択した場合も同様です。
       

       
      注記: 階層拡張の途中で [Cancel] ボタンをクリックすると、拡張処理が取り消されます。ただし、すでにリソースを別のサーバーに拡張している場合は、明示的に拡張解除するまで、そのインスタンスの拡張は有効です。
       
      [Next] をクリックして次に進みます。
       
    2. [拡張するタグ] を選択します。これは、テンプレートサーバーからターゲットサーバーに拡張する VMDK インスタンスの名前です。ウィザードのドロップダウンリストボックスには、テンプレートサーバー上に作成されているすべてのリソースが表示されます。
       
      注記: ここでも、VMDK リソース階層の作成後すぐにリソース階層の拡張作業に進んだ場合は、作成段階ですでにリソースのタグ名が特定されているため、このダイアログボックスは表示されません。これは、GUI ウィンドウの左ペインの VMDK (File System) リソースアイコンまたは右ペインの VMDK (File System) リソースボックスを右クリックして、[リソース階層の拡張]を選択した場合も同様です。
       

       
      [Next] をクリックして次に進みます。
       
    3. VMDK リソース階層を拡張するターゲットサーバーを選択します。
       

       
      [Next] をクリックして次に進みます。
       
    4. [スイッチバックタイプ] ダイアログが表示されます。スイッチバックタイプによって、フェイルオーバー後、バックアップサーバーで VMDK リソースがサービス中(アクティブ)になったとき、VMDK リソースをプライマリーサーバーにスイッチバックする方法が決まります。スイッチバックタイプは intelligent または automatic です。インテリジェントスイッチバックの場合、リソースをプライマリーサーバーに戻すために管理者の操作が必要ですが、自動スイッチバックの場合 は、プライマリーサーバーがオンラインに戻り、LifeKeeper との通信パスが再確立されるとすぐにスイッチバックが実行されます。
       

       
      [Next] をクリックして次に進みます。
       
    5. テンプレートの優先順位を選択または入力します。これはサーバで現在サービス中の VMDK 階層の優先順位です。優先順位は、1~999 の範囲で未使用の値が有効で、小さい数字ほど優先順位が高くなります(数字 1 が最高の優先順位に相当します)。拡張操作時には、別のシステムで既に使用中の優先順位をこの階層に対して指定することはできません。デフォルト値を推奨します。
       
      注記: このフィールドは階層を最初に拡張するときだけ表示されます。
       
      [Next] をクリックして次に進みます。
       
    6. ターゲットの優先順位を選択または入力します。これは、別サーバーにある同等の階層に対する新しく拡張する VMDK 階層の優先順位です。1~999 の範囲の未使用の値が有効で、リソースの連鎖フェイルオーバ・シーケンスにおけるサーバの優先順位を示します。数値が小さいほど優先順位は高くなります(1 は最高の優先順位を表わします)。LifeKeeper のデフォルトでは、階層が作成されたサーバに「1」が割り当てられることに注意してください。優先順位は連続している必要はありませんが、特定のリソースについて 2 つのサーバに同じ優先順位を割り当てることはできません。
       

       
      [Next] をクリックして次に進みます。
       
    7. 環境がチェックされ、このリソースを拡張するのに必要な要件がすべて満たされていることを示す情報ボックスが表示されます。満たされていない要件がある場合、 [Next] ボタンが使用できなくなり、 [Back] ボタンが有効になります。
       

       
      リソースの拡張の設定を変更する場合は、 [Back] ボタンをクリックします。 後でリソースを拡張する場合は、[キャンセル]をクリックします。リソース階層の拡張を実行する場合は、 [Next] をクリックします。
       
      [Finish] をクリックして、VMDK リソース・インスタンスの拡張に成功したことを確認します。
       
  2. [Done] をクリックして、 [リソース階層の拡張] メニューを終了します。

注記: 必ず両方のサーバで新しいインスタンスの機能をテストしてください。

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