AWSにおけるサブネットの基本的な考え方は、オンプレミス環境の場合と同じです。つまり、ネットワークの中のネットワークです。コンポーネント間の論理的または物理的な境界を作成するために、別のサブネットを定義することができます。AWS独自の概念は以下の通りです。
- システムが異なるアベイラビリティゾーン(異なるデータセンター)にまたがって展開されている場合、アベイラビリティゾーンごとに個別のサブネットを定義する必要があります。
- サブネット内のインスタンスがインターネットから/インターネットへの直接のアクセスを必要とする場合、「パブリック」サブネットとして構成する必要があります。ただし、インスタンスをインターネットから分離する必要がある場合は、「プライベート」サブネットとして構成する必要があります。そのため、アベイラビリティゾーンごとに2つ以上のサブネットを定義する必要がある場合があります。
詳細については、AWSのドキュメント を参照してください。
このチュートリアルでは、3つのアベイラビリティゾーンを使用し、プロセスを簡略化するために「public」パターンのみを使用します。「public」サブネットは、次のように作成します。
- 左側のナビゲーションペインから [Subnet] を選択して、[Subnet] ページに移動します。
- VPCに従って、デフォルトのVPCにはあらかじめサブネットが設定されています。右上の [Create Subnet] を選択します。
- スクリーンショットに示すように、以下のパラメーターを指定します。
- VPC ID: LK-VPC
- Subnet Name: LK-subnet-1
- Availability Zone: Select the first option.
- IPv4 CIDR block: 10.20.1.0/24
- Tag: Name = LK-subnet-1
このウィザードを使用している間、アベイラビリティゾーンのドロップダウンボックスを選択すると、アベイラビリティゾーンのリストが表示されます。
最初のアベイラビリティゾーンを選択します(この場合はus-west-2a)
- これで、アベイラビリティーゾーン us-west-2a の最初のサブネットが作成されました。 「サブネットページ」に戻ります。
- 別のアベイラビリティーゾーン us-west-2b にCIDRブロック10.20.2.0/24 を使用して2番目のサブネット LK-subnet-2 を作成します。
- アベイラビリティーゾーン us-west-2cにCIDRブロック10.20.3.0/24を使用して3番目のサブネットLK-subnet-3を作成します。
- 3つのサブネットが作成されると、サブネットのリストは次のスクリーンショットのようになります。画像の最初のサブネットは、「デフォルト」VPC用に作成された「デフォルト」サブネットであり、その後に今作成した3つのサブネットが表示されます。
- このチュートリアルでは、パブリックサブネットを作成します。これは、このサブネットの下に作成するインスタンスにパブリックIPアドレスを割り当てることを意味します。これを行うには、先ほど作成したサブネットを選択し、「アクション」メニューから「自動割り当てIP設定の変更」を選択します。
- 「パブリックIPv4アドレスの自動割り当てを有効にする」を選択し、変更を保存します。
- これでサブネットが使えるようになりました。
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