[Server Properties] ダイアログは、サーバのコンテキストメニューや[Edit] メニュー から使用できます。このダイアログには、特定のサーバのプロパティが表示されます。サーバのプロパティは、プロパティパネル (有効になっている場合) にも表示されます。

このダイアログの 3 つのタブについて説明します。[OK] ボタンをクリックすると、変更内容が適用されてウィンドウが閉じます。[Apply] ボタンをクリックすると、変更内容が適用されます。[Cancel] ボタンをクリックすると、最後に [Apply] をクリックして以降の変更内容を保存せずに、ウィンドウが閉じます。

[General] タブ

  • Name - 選択したサーバの名前。
  • State -サーバの現在の状態。サーバの状態は以下の値をとります。
    • ALIVE - サーバが使用可能。
    • DEAD - サーバが使用不可。
    • UNKNOWN - リソースの状態を特定できませんでした。GUI サーバが使用できない可能性があります。
  • Permission - そのサーバに現在ログインしているユーザの権限レベル。権限は以下の値をとります。
    • Administrator - ユーザは LifeKeeper のすべての作業を実行できます。
    • Operator - ユーザは、LifeKeeperのリソースとサーバのステータスを監視でき、リソースのサービス起動やサービス停止ができます。
    • Guest - ユーザは LifeKeeper のリソースとサーバのステータスを監視できます。
  • Shutdown Strategy (管理者権限を持つユーザは編集可能) - サーバがシャットダウンしたときに、リソースがクラスタ内のバックアップサーバにスイッチオーバするかどうかを制御する設定。設定「 Switchover Resources 」は、リソースがクラスタ内のバックアップサーバでサービスが起動することを示します。設定「 Do not Switchover Resources 」は、リソースがクラスタ内にある別のサーバでサービスが起動しないことを示します。
  • Failover Strategy - この設定を使用して、LifeKeeper のクラスタ内にある特定システムからのフェイルオーバをユーザに確定するよう要求できます。この設定は、LifeKeeper の管理者のみが使用できます。オペレータとゲストには、この設定は表示されません。デフォルトでは、フェイルオーバはすべて、ユーザの操作を必要とせず自動実行されます。ただし、confirm failover フラグが設定されると、指定システムからフェイルオーバするには、以下のコマンドを実行して確定することが必要です。lk_confirmso -y system 。以下のコマンドを実行して、フェイルオーバをブロックできます。lk_confirmso -n system 。指定期間内にこれらのコマンドのいずれかが実行されない限り、システムは事前プログラミングされたデフォルト動作を実行します。 /etc/default/LifeKeeper ファイル内にある 2 つのフラグが、この自動動作を制御します。
  • º
CONFIRMSODEF

これは、デフォルト動作を指定します。「0」に設定されている場合、デフォルト動作はフェイルオーバを実行します。「 1 」に設定されている場合、デフォルト動作はフェイルオーバをブロックします。

  • º
CONFIRMSOTO

これは秒単位で設定され、デフォルト動作を実行する前に LifeKeeper が待機する時間を示します。

[CommPaths] タブ

  • Server -LifeKeeper のクラスタ内で、コミュニケーションパスが接続している他のサーバのサーバ名。
  • Priority - 2 台のサーバ間でコミュニケーションパスを使用する順序を定義する優先順位。1 が最高の優先順位で、99 が最低の優先順位です。
  • State -LifeKeeper の設定データベース (LCD) のコミュニケーションパスの状態。コミュニケーションパスの状態は以下の値をとります。
    • ALIVE - 通常の動作をしています。
    • DEAD - 通常の動作をしていません。
    • UNKNOWN - 状態を特定できませんでした。GUI サーバが使用できない可能性があります。
  • Type - リスト内のサーバと、[Server] フィールドに指定されたサーバとの間のコミュニケーションパスの種類。TCP (TCP/IP)、または TTY
  • Address/Device - コミュニケーションパスが使用する IP アドレスまたはデバイス名。
  • Comm Path Status - LifeKeeper の設定データベース (LCD ) 内のコミュニケーションパスの状態に基づいて、GUI が判定したコミュニケーションパスのステータスの概要。以下に、コミュニケーションパスのステータスの値を示します。これらの値は、下のパネルの詳細テキストの下に表示されます。
    • NORMAL - すべてのコミュニケーションパスが通常の動作をしています。
    • FAILED - 指定サーバに対するすべてのコミュニケーションパスが動作していません。
    • UNKNOWN - コミュニケーションパスのステータスを特定できませんでした。GUI サーバが使用できない可能性があります。
    • WARNING - 指定サーバに対する 1 つ以上のコミュニケーションパスが動作していません。
    • DEGRADED - 指定サーバに対する 1 つ以上の冗長コミュニケーションパスが動作していません。
    • NONE DEFINED - コミュニケーションパスが定義されていません。

[Resources] タブ

  • Name -選択したサーバ上にあるリソースインスタンスのタグ名。
  • Application - リソースタイプのアプリケーション名 (gen、scsi など)。
  • Resource Type - サービスを提供するリソースタイプ、ハードウェアのクラス、ソフトウェアのクラス、またはシステムのエンティティのクラス (app、filesys、nfs、device、disk など)。
  • State -リソースインスタンスの現在の状態。
    • ISP — ローカルでサービス起動中であり、保護されています。
    • ISU - ローカルでサービス起動中ですが、ローカルリカバリは試行されません。
    • OSF - サービス停止、障害。
    • OSU - サービス停止、障害なし。
    • LLSTATE - LifeKeeper の起動シーケンスの一部として実行されるリソース初期化プロセスにより、リソースの状態が適切に初期化されていません。この状態のリソースは、LifeKeeper で保護されていません。
    • UNKNOWN - リソースの状態を特定できませんでした。GUI サーバが使用できない可能性があります。

フィードバック

お役に立ちましたか?

はい いいえ
お役に立ちましたか
理由をお聞かせください
フィードバックありがとうございました

このトピックへフィードバック

送信