SAP クライアントは、特定の SAP インスタンスにログオンするよう設定することも、ログオングループにログオンするよう設定することもできます。ログオングループを介してログオンするよう設定した場合、SAP は、クライアントが実行中のどのインスタンスに実際に接続するかを決定します。

クライアントが接続されているインスタンスがダウンした場合、クライアント接続が失われ、クライアントは再ログインする必要があります。データベースが一時的に失われたものの、クライアントが接続しているインスタンスは動作中である場合、データベースが復帰するまでクライアントは一時的に使用不可になりますが、再ログオンする必要はありません。

パフォーマンス上の理由から、クライアントは、PAS、ASCS、または SCS ではなく、リダンダントアプリケーションインスタンスにログオンする必要があります。ただし、管理者は、ログの表示などのために PAS にログオンできます。SAP を LifeKeeper で保護した後、クライアントログインは仮想 SAP サーバ名を使用して設定でき、SAP インスタンスが SAP プライマリサーバまたはバックアップサーバ上でアクティブであるかに関わらずクライアントがログオンできるよう設定できます。

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