LifeKeeper Software RAID 階層は、仮想デバイス上に配置されるリソースの作成処理中に自動的に作成されます。Software RAID リソースタイプを含む階層の作成と拡張は、常に、より高位のリソースタイプの作成および拡張プロセスから開始されます。削除と拡張解除についても同様です。
図 4 は、Software RAID リソースを含む階層全体を示す LifeKeeper GUI のスクリーンショットです。階層内のリソースは、LifeKeeper タグが表示される、デフォルト表示で表示されています。図 5 は、同じ階層を LifeKeeper ID で表示したものです。
図 4 に示される階層はファイルシステム階層です。これは、[Edit] > [Server] > [Create Resource Hierarchy] メニューから [File System] リカバリキットを選択して作成されます。これは、タグ md8657 の Software RAID 仮想デバイスにマウントされたファイルシステムリソース tests/mirror0 で構成されています。この仮想デバイスは、2 つのコンポーネント、mdComponent8660 および mdComponent8918 を持つ RAID-1 (ミラー) です。これらのコンポーネントは、異なるデバイスタイプ上のパーティション上に設定されています。1 つは、CCISS リカバリキット (CCISS_device8884) で、1 つはデフォルトの SCSI リカバリキット (device9142) を使用しています。階層内の、各ディスクパーティション配下には、ディスクデバイス、CCISS_disk8699 および disk9061 があります。階層には、各階層の最下部を、単一のリソースに接続するために「ターミナルリソース」を含むことができます。ターミナルリソースの詳細については、ベストプラクティスセクションのターミナルリソース を参照してください。
mdComponent リソースが、配下のデバイスと同一の ID を持っていることに注目してください。LifeKeeper 階層では例外的です。このようになっているのは、mdComponent が、仮想デバイス内の各コンポーネントの状態を Software RAID Recovery Kit を使用して表示できるようにするリソースであるためです。
上の図 6 は、ソフトウェア RAID で LVM を使用した階層を示しています。
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