ターミナルリソース
ミラーのすべてのコンポーネントに障害が発生したときに見られる障害を回避するため、ターミナルリソース (またはインスタンスもしくはリーフノード) を作成することを推奨します。このターミナルリソースは、ミラーのすべてのコンポーネント (レッグ) を単一点に接続するために使用される「gen app」リソースです。このターミナルインスタンスは、いくつかの理由で役立ちます。
- すべてのコンポーネントを 1 つずつ選択する代わりに、階層全体を Out of Service にする単一点が提供されます。
- これは、あるノード上では階層の一部がアクティブで、別のノード上ではまた一部がアクティブであるという、混乱した過渡状況の発生を防止します。これは、階層をサーバ間で移動する際に特に見られます。移動が完了すると、すべてのリソースが同じサーバ上に置かれますが、LifeKeeper がすべてを移動している最中は、表示がおかしくなることがあります。
- LifeKeeper はリソースをシステム間で迅速に移動しようとしているにもかかわらず (すべてのパスの障害)、クラスタ障害によってリソースの起動処理が遅い場合のエラー状況を防ぎます。これにより、LifeKeeper は、1 つのノードを Out of Service にしてそのコンポーネントを In Service にしてから、次のコンポーネントを Out of Service にしてそのコンポーネントを In Service にするといったやり方ではなく、すべてのリソースを一度に Out of Service にします。
ターミナルリソースは、 [Create Resource Hierarchy] オプションで作成します。表示される [Create Resource Wizard] で、 [Recovery Kit] リストから [Generic Application] を選択します。
ターミナルリソースの作成方法については、SPS for Linux テクニカルドキュメンテーション の Generic Application リソース階層の作成 セクションを参照してください( http://jpdocs.us.sios.com の SIOS Protection Suite for Linux テクニカルドキュメンテーション > LifeKeeper > LifeKeeper 管理 > 管理作業 > リソース階層の作成 > Generic Application リソース階層の作成 )。
このトピックへフィードバック