SAP SIOS HA Cluster Connector(SSHCC)は、SAP Start Service(sapstartsrv)とLifeKeeper間のインターフェースを提供します。
SAPインスタンスに対してHA Cluster Connectorがアクティブになっている間、クラスター内のリソースのステータスを最新に保つために、インスタンスの状態に影響するsapcontrolを介した呼び出しはLifeKeeperによってルーティングされます。
SAPインスタンスのSAP SIOS HA Cluster Connectorをアクティブにするには、次の手順を実行します。
- SAPインスタンスのアクティブなプロファイルの場所を特定します。これは、インスタンスに対応する行を検索することにより、/usr/sap/sapservicesファイルで見つけることができます。たとえば、ASCSインスタンスに対応する次の行を考えます。
/usr/sap/STC/ASCS00/exe/sapstartsrv pf=/usr/sap/STC/SYS/profile/STC_ASCS00_sap1 -D -u stcadm
この例では、アクティブなASCSインスタンスプロファイルは/usr/sap/STC/SYS/profile/STC_ASCS00_sap1にあります。
- ステップ1. で見つかったインスタンスプロファイルを編集し、ファイルの下部に次の行を追加します。
- #
- クラスター内の各システムの/etc/sudoersファイルに次の行を追加して、SAP管理者ユーザーがsap_sios_cluster_connectorスクリプトを実行できるようにします。次の行の<sid>をシステムの小文字のSAP SIDに置き換えます。
ALL=NOPASSWD:/opt/LifeKeeper/lkadm/subsys/appsuite/sap/bin/sap_sios_cluster_connector-main
- プロファイルの変更を反映するには、インスタンスのsapstartsrvプロセスを再起動する必要があります。これは、次のコマンドで実行できます(<sid>を小文字のSAP SIDに、<SID>を大文字のSAP SIDに置き換えます)。
- SAPインスタンスに対してHA Cluster Connectorが正常にアクティブ化されたことを確認するには、次のコマンドを実行します。
- インスタンスに対してHA Cluster Connectorが正常に構成されている場合、このコマンドの出力には、次のサンプル出力のようにHAActive: TRUEと表示されます。
HAGetFailoverConfig OK HAActive: TRUE HAProductVersion: "SIOS Protection Suite for Linux" steeleye-lk 9.3.2-6863 HASAPInterfaceVersion: "SIOS Protection Suite for Linux" steeleye-lkHACONNECTOR-for-SAP 7.5.0-6855 HADocumentation: docs.us.sios.com/Linux/current/LK4L/SAP/index.htm HAActiveNode: ip-12-0-0-20 HANodes: ip-12-0-0-20, ip-12-0-1-20, ip-12-0-2-20
- HA Cluster Connectorが正常に初期化されなかった場合、関連するエラーメッセージは、通常/usr/sap/<
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