SteelEye 管理コンソールソフトウェアのコンポーネントは、CD/DVD、または CD イメージを持つ ISO img ファイルからインストールできます。この時点以降、すべてのソフトウェアの手順は root ユーザとして実行する必要があります。

いずれの場合でも、CD または ISO img ファイルをマウントする必要があります。CD は通常の方法でマウントできます。img ファイルは、以下のようなコマンドを使用して、ループバックデバイス経由でマウントできます。

mount -o loop <path-to>/smc.img /mnt

(/mnt は、イメージのマウントに適する任意の場所にすることが可能)

ソフトウェアのインストール

イメージをマウントした後、以下のコマンドでインストールを開始できます。

cd /mnt; ./setup

セットアップツールがインストールプロセスをガイドし、以下の動作を実行してソフトウェアコンポーネントをセットアップします。

  • SMC コンポーネントと競合するパッケージがシステム上に存在しないように、システムパッケージのアップグレードまたはアンインストールが実行されます。このプロセスには、事前インストールされた Web サーバ、およびそれに依存するコンポーネントのアンインストールも含まれます。このプロセスには、数分かかることがあります。
  • 次に、すべての SMC ソフトウェアコンポーネント用として、セットアップツールにより、 SIOS パッケージのインストール / アップグレードが実行されます。これも数分かかることがあり、システムに必要なその他の変更、特にクライアントと SMC との通信を可能にする iptables ファイアウォール設定の変更が含まれます。HTTP トラフィックが SMC サーバのポート 80 および 443 を通過するように、iptables 設定が変更されます。
  • 最後にセットアップツールにより、必要な VMware SDK パッケージがインストールされます。インストールするには、VMware SDK のエンドユーザライセンスに同意する必要があります。SDK のインストールで、ツールのバイナリファイルのインストール先となるファイルパスを入力するように要求されます。これらのファイルについて、デフォルトの場所をそのまま使用することを推奨します。

ベースの vCenter と認証情報の設定

ソフトウェアコンポーネントのインストール後、セットアップツールは vSphere Client プラグイン、および SIOS LifeKeeper Single Server Protection ノードの通信に使用するデフォルトの認証情報を設定します。セットアッププロセスを完了するために、以下の動作が実行されます。

  • セットアップツールにより、vCenter サーバ名、ユーザ、およびパスワードの入力が要求されます。この情報は、この SMC サーバが提供する vSphere Client プラグインを、指定した vCenter に登録するために使用されます。この手順の後、vCenter サーバはプラグイン用の追加のタブを表示します。最初のインストールの後はいつでも、プラグインの再登録または登録解除ができます。そのプロセスの詳細については、vSphere Client プラグインの設定 ページを参照してください。  
  • 最後に、セットアップツールは SIOS LifeKeeper Single Server Protection ノードとの通信に使用する デフォルト の認証情報の入力を要求します。これらの認証情報は SMC サーバに格納され、特定サーバに固有の認証情報が設定されていない限り、LifeKeeper Single Server Protection サーバとの通信に使用されます。SMC から LifeKeeper Single Server Protection システムをフルに管理できるようにするには、デフォルトの認証情報には LifeKeeper Single Server Protection ノードへの管理者のアクセス権限が必要です (代表的なインストールでは、ユーザがローカルの /etc/group ファイルの lkadmin グループに属する必要がある)。通常、 デフォルト の認証情報は、インストールした LKSSP ノードの root ユーザとパスワードです。 注記: パスワードのストレージは base64 でエンコードされていますが、LifeKeeper の credstore データベースでは 暗号化されません。 lkadmin グループのメンバシップを持つ別の LKSSP システムアカウントを使用することを推奨します。認証情報の設定 ページには、SMC で使用される認証情報を管理する方法の詳細が記載されています。

これで、セットアッププロセスが完了します。ソフトウェアのインストールと設定が正しく実行されたことを検証する方法の詳細については、インストールの検証 ページを参照してください。

認証情報の考慮事項

前述のセットアッププロセスの最後の手順では、LifeKeeper Single Server Protection システムにアクセスするためのデフォルトの認証情報を格納しています。この場合のデフォルトの認証情報とは、システムに固有の認証情報が設定されていないときに、LifeKeeper Single Server Protection システムでの認証に使用される認証情報を指します。SMC は常に、デフォルトの認証情報を使用するように戻ります。

このため、SMC の設定を簡略にするために、可能な限りすべての LifeKeeper Single Server Protection システムで同じ認証情報を使用することを推奨します。これは通常、LifeKeeper Single Server Protection システムの root ユーザを使用することを意味しますが、 lkadmin グループに属するユーザである限り、すべてのシステムで共通な任意のユーザを使用できます。

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