LifeKeeper for Linux VMDK Recovery Kit を操作する前に、次の事項を検討する必要があります。

  1. 仮想ハードディスクを共有し、かつVMDKリソース階層を拡張するクラスタ構成内のサーバへ、VMDK Recovery Kitをインストールします。仮想ハードディスクは VMDK形式で作成します。
  1. 仮想ハードディスクは、クラスターを構成するゲスト間で共有されているデータストア上に作成する必要があります。
  1. 仮想ハードディスクの排他制御はハイパーバイザーに依存しているため、接続するSCSIコントローラの共有設定を「なし」に設定する必要があります。
  1. このキットは VMwareの提供するAPIを使用して仮想ハードディスクを操作するため、クラスタに参加するゲストを実行しているすべてのVMware ESXiホスト、もしくは管理しているvCenter Serverへhttpsでアクセスできる必要があります。
  1. VMDK階層をビルドするために使用するビルトインファイルシステムのリカバリーキットでは、フェイルオーバー条件でマウントされたファイルシステムを使用 している LifeKeeper保護下に入っていないプロセスを検出したり、除去したりすることはできません。そのため、LifeKeeper保護下に入れるプロセスのみが、VMDK 保護下のファイルシステムを使用するように設定することを強くお勧めします。
  1. 調整可能パラメータVMDK_ERRORは、 仮想ハードディスクへのアクセス権を失った際にVMDK Recovery Kitが実行するアクションを制御します。調整可能パラメータには、2つの 値 ( halt 及び event ) があり、 halt がデフォルトです。値が halt に設定され、アクセス権を失ったことを検出すると、VMDK Recovery Kit は即座にシステムを停止し、バックアップ・サーバへのフェイルオーバを発生させます。 event に設定された場合、アクセス権を失うとLifeKeeper coreにディスクが異常であることを通知し、通知を受けたLifeKeeper coreは対応する処理を起動します。この時行われる処理は上位リソースに依存して決定されます。

フィードバック

お役に立ちましたか?

はい いいえ
お役に立ちましたか
理由をお聞かせください
フィードバックありがとうございました

このトピックへフィードバック

送信