LifeKeeper NFS Server Recovery Kit を使用する前に、次の事項を考慮する必要があります。
- LifeKeeper で保護する NFS ファイルシステムはプライマリーサーバー (NFS リソースを作成するサーバー) によってエクスポートする必要があります。これは、NFS が実行中で、基礎ファイルシステムがマウントされていることを意味します。
- 読み書き可能なファイルシステムをエクスポートするときは、 sync オプションを使用してください。 このオプションを使用すると、ファイルシステムのすべての書き込みをディスクにコミットしてから書き込み要求が完了します。LifeKeeper の保護下にある NFS ファイルシステムで sync オプションを使用しない場合、フェイルオーバー時にデータが失われる可能性があります。
- 基礎ファイルシステムは共有デバイス上にある必要があり、書き込み権限でマウントする必要があります。
- 基礎ファイルシステムがすでに LifeKeeper によって保護されている場合、そのファイルシステムはプライマリーサーバー上で In Service で、最高の優先順位を持っている必要があります。基礎ファイルシステムが LifeKeeper の保護下にない場合、Recovery Kit によって保護下に置かれます。
- NFS Server Recovery Kit は、プライマリーサーバーで作成され In Service の IP リソースを必要とします。また、この IP リソースは、プライマリーサーバーで最高の優先順位を持っている必要があります。
- NFS リソースを作成する前に、クライアントは LifeKeeper が保護している IP アドレスを使用して NFS ファイルシステムをマウントできる必要があります。
- NFS ファイルシステムリソースを拡張するときには、各サーバーでファイルシステムを同じマウントポイントでマウントする必要があります。
- Red Hat Enterprise Linux 7以降、CentOS 7以降、Oracle Linux 7以降では NFSv2 はサポートされません。
- Red Hat Enterprise Linux 8以降では NFS over UDP はサポートされません。
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