注記: Oracle Net リモートクライアントアクセスを利用するには、クライアントの接続に使用する IP アドレスが、Oracle リソース階層に依存関係を持っている LifeKeeper の保護下にある必要があります。(詳細については、Lifekeeper 保護用の Oracle Net Listener の設定 を参照してください。)

プライマリサーバからリソースインスタンスを作成するには、以下の手順を実行します。


  1. LifeKeeper GUI メニューから [Edit] を選択し、次に [Server] を選択してください。ドロップダウンメニューから、 [Create Resource Hierarchy] を選択してください。

    重要: リソースを作成するときは、Oracle アプリケーションが実行されている必要があります。

    ダイアログボックスが表示され、クラスタ内にインストール済みの認識されているすべての Recovery Kit がドロップダウンリストボックスに表示されます。ドロップダウンリストから [Oracle Database]  を選択してください。 [Next]  をクリックして次のダイアログボックスに進んでください。

    注記: ダイアログボックスで [Back] ボタンが有効な場合は、前のダイアログボックスに戻ることができます。これは、エラーが発生して、以前に入力した情報を訂正する必要がある場合に特に役立ちます。

    階層作成手順のどの段階でも、 [Cancel]  をクリックすると、作成プロセス全体がキャンセルされます。

  2. [Switchback Type] を選択してください。この選択によって、バックアップサーバへのフェイルオーバの後、Oracle インスタンスが In Service に戻ったときに、このサーバにどのようにスイッチバックされるのかが決まります。intelligent または automatic を選択できます。Intelligent switchback では、インスタンスをプライマリ/オリジナルサーバにスイッチバックするときに、管理者の介入が必要になります。自動スイッチバックの場合は、プライマリサーバがオンラインに戻り、LifeKeeper コミュニケーションパスを再確立した直後にスイッチバックが行われます。

    スイッチバックタイプは、必要な場合 [Resource Properties] ダイアログボックスの [General] タブで後から変更できます。 [Next] をクリックして次のダイアログボックスに進んでください。

  3. Oracle データベースを配置したい サーバ を選択してください(通常これは、プライマリサーバまたはテンプレートサーバと呼ばれます)。クラスタ内のすべてのサーバがドロップダウンリストに表示されます。 [Next] をクリックして次のダイアログボックスに進んでください。

  4. このOracleデータベースの ORACLE_SID を選択してください。これは、設定するデータベースの Oracle システム識別子を指定するタグ名です。 /etc/oratab にこのデータベースのエントリが存在しなければなりません。 [Next] をクリックして次のダイアログボックスに進んでください。

  5. ORACLE_SID[Username] を入力してください。これは ORACLE_SID にログインする間に指定する Oracle データベースのユーザ名になります。このユーザ名は、フルコントロールを与えるためにデータベースに対して sysdba 権限で接続可能である必要があります。 [Next]  をクリックして次のダイアログボックスに進んでください。(このフィールドは空欄のままでも問題ありません。空欄にした場合は、LifeKeeper は Oracle データベースユーザリソースを制御するためにユーザ名およびパスワードを使用しません。次のステップの [Input Password]  がスキップされます。)

  6. [Password] を入力してください。このパスワードは ORACLE_SID にログインする際に指定するパスワードです。このパスワードは、LifeKeeper により暗号化されて保存されます。 [Next] をクリックして次のダイアログボックスに進んでください。

  7. Oracle リソースに依存して含まれる Listener の タグ名 を選択してください。リストが、現在サーバ上で保護されているすべての Listener リソースを表示します。Oracle SID に対して要求される Listener に一致した Listener リソースタグを選択してください。Listener リソースが存在しない場合は、 [None]  を選択してください。

  8. [Database Tag] を選択または入力します。これは、LifeKeeper が Oracle 階層に与えるタグ名です。デフォルトを選択するか、独自のタグ名を入力することができます。

    [Create] をクリックすると、 [Create Resource] ウィザードによって Oracle リソースが作成されます。

  9. この時点で情報ボックスが表示され、LifeKeeper は、Oracle リソース階層を作成するのに有効なデータが提供されているか検査します。LifeKeeper が問題を検知した場合は、インフォメーションボックスにエラーが表示されます。認証に成功すると、リソースが作成されます。

    [Next] をクリックして [Pre-extend] ダイアログボックス (このドキュメントで後述)に進んでください。リソース階層を LifeKeeper で保護するには、クラスタ内の別のサーバにリソース階層を拡張する必要があります。

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