必要とする保護と柔軟性が得られるように LifeKeeper を設定するには、設定要件を把握している必要があります。設定を適切にプランニングするには、Amazon、Amazon Virtual Private Cloud (VPC)、Amazon Elastic Compute Cloud (EC2)、およびユーザシステムの階層設定オプションを理解する必要があります。このセクションでは、設定のプランニングに加え、Recovery Kit を設定するために必要な特定の作業についても説明します。
Amazon EC2 特有の設定上の考慮事項
Recovery Kit for EC2 を正しく設定するために、以下のトピックを見直して、設定作業を完了するために必要な情報を用意してあることを確認してください。
更なる設定上の考慮事項については、以下のトピックを参照してください。
Amazon EC2 特有の設定上の考慮事項
このセクションでは、EC2 リソースの以下の設定タスクについて説明します。設定タスクは EC2 リソースインスタンスに特有のものであり、Recovery Kit ごとに異なります。
- リソース階層の作成 : アプリケーションリソース階層を LifeKeeper クラスターに作成します。
- リソース階層の削除 : リソース階層を LifeKeeper クラスター内のすべてのサーバーから削除します。
- リソース階層の拡張 : リソース階層をプライマリーノードからセカンダリーノードへ拡張します。
- リソース階層の拡張解除 : リソース階層を LifeKeeper クラスター内の 1 つのサーバーから拡張解除 (削除) します。
- EC2 設定のプロパティの確認および編集: EC2 リソースの設定を表示し、その一部を修正することが可能です。
- Recovery Kit for EC2 のチューニング Recovery Kit for EC2 の動作を調整します。
以下の作業は、SPS for Linux テクニカルドキュメンテーション の管理 セクションに記載されています。これらは、すべての Recovery Kit で同じ手順を使用する共通の作業です。
- リソース依存関係の作成 : 既存のリソース階層と別のリソースインスタンスとの間に親子の依存関係を作成し、クラスター内のすべてのサーバーに依存関係の変更を反映します。
- リソース依存関係の削除 : リソースの依存関係を削除して、クラスター内のすべてのサーバーに依存関係の変更を反映します。
- In Service : リソース階層を特定のサーバーで In Service にします。
- Out of Service : リソース階層を特定のサーバーで Out of Service にします。
このセクションの残りの部分では、LifeKeeper GUI の [Edit] メニューから作業を選択することによって、Recovery Kit を設定する方法を説明します。設定作業はツールバーから選択することもできます。
- 状況表示ウィンドウのリソース階層ツリー (左側のペイン) のグローバルリソースを右クリックすると、[Edit] メニューと同じドロップダウンメニューの選択項目が表示されます。これは階層がすでに存在している場合にだけ可能な方法です。
- 状況表示ウィンドウのリソース階層表 (右側のペイン) のリソースインスタンスを右クリックすると、サーバーおよび特定リソースの状況に応じて、リソース階層の作成を除くすべての設定作業を実行できます。
このトピックへフィードバック