プライマリサーバがローカルリカバリを試行して失敗した場合、または完全に機能停止した場合、ほとんどのサーバ管理者は、LifeKeeper で保護されたリソースをバックアップサーバに復元することが必要になります。これがデフォルトの LifeKeeper の動作になります。ただし管理者によっては、保護されたリソースをリカバリサイトで自動的に稼動するようにしたくない場合もあります。例えば、ディザスタリカバリ状況においてサーバ間のネットワーク接続の信頼性が低くなるような WAN 環境に LifeKeeper がインストールされている場合です。
デフォルトでは、保護されたすべてのリソースに対して自動フェイルオーバが有効になっています。保護されたリソースに対する自動フェイルオーバを無効にしたり、バックアップサーバへの自動フェイルオーバを行わないようにするには、[Server Properties] の [General] タブにある [Failover] セクションを使用して、以下の通り設定してください。
クラスタ内の各サーバで次のようにします。
- サーバのプロパティを表示する 場合と同様に、 [Server Properties] ダイアログを表示してください。
- [General] タブを選択してください。[Server Properties] ダイアログの [Failover] セクションで、システムおよびリソースのフェイルオーバ機能を無効にするサーバをチェックしてください。デフォルトでは、LifeKeeper のすべてのフェイルオーバ機能が有効になっています。
[Set Confirm Failover On] 列で、ローカルサーバの完全な機能停止に対応するバックアップサーバとしての資格を喪失させるサーバを選択してください。
[Set Block Resource Failover On] 列で、このローカルサーバ上でリソース階層に障害が発生した場合に対応するバックアップサーバとしての資格を喪失させるサーバを選択してください。最初にシステムのフェイルオーバ機能を無効にしなければ、リソースのフェイルオーバを無効にすることはできません。
選択内容を適用するには、 [Apply] ボタンを押してください。
設定の詳細につきましては、 [Confirm Failover] と [Block Resource Failover] の設定 のページを参照してください。
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