始める前に
次の点をご確認下さい。
- 両ノード上にデータレプリケーションに利用できるディスク/パーティションが別途あること。ターゲットのディスク/パーティションのサイズは、ソースのディスク/パーティションのサイズ以上でなければなりません。
DataKeeper for Linuxで使用するローカルストレージのパーティション分割
プライマリーノード
プライマリーノード上で以下の操作を行って下さい。
- ミラーのソースとして利用する未使用の空きディスクパーティションがあることを確認して下さい。あるいは新しいパーティションを作っても構いません。ディスクを適切にパーティション分割するには「gdisk」を使います。本例では未使用のディスク/dev/sdbに単一のパーティションを作成します。
gdisk /dev/sdb
- 「n」を押して新しいパーティションを作成します。
- この例では新しいディスクを使用するので、全てデフォルト値を使います(パーティション番号は1、ディスク全体を使用、パーティションのタイプは「Linux filesystem」)。Enterキーを4回押してこれらのパラメーターを確認して下さい。
- 「w」を押してパーティションテーブルを書きます。
- 「Y」を押して既存のパーティションに上書きできていることを確認します。
例:
[root@LinuxPrimary ~] # gdisk /dev/sdb
GPT fdisk (gdisk) version 0.8.10
Partition table scan:
MBR:protective
BSD:not present
APM:not present
GPT:present
Found valid GPT with protective MBR; using GPT.
Command (? for help): n
Partition number (1-128, default 1): <enter>
First sector (34-2047, default = 34) or {+-}size{KMGTP}: <enter>
Last sector (34-2047, default = 2047) or {+-}size{KMGTP}: <enter>
Current type is ‘Linux filesystem’
Hex code or GUID (L to show codes, Enter = 8300): <enter>
Changed type of partition to ‘Linux filesystem’
Command (? for help): w
Final checks complete. About to write GPT data. THIS WILL OVERWRITE EXISTING
PARTITIONS!!
Do you want to proceed? (Y/N): Y
OK; writing new GUID partition table (GPT) to /dev/sdb.
Warning: The kernel is still using the old partition table.
The new table will be used at the next reboot.
The operation has completed successfully.
[root@LinuxPrimary ~] #
- 新しく作成したディスクパーティションをフォーマットして下さい。
# mkfs.ext3 /dev/sdb1
- 所望の場所(例えば/var/lib/mysql)にパーティションをマウントして下さい。
# mount /dev/sdb1 /var/lib/mysql
- 注記:
/etc/fstab
にこのパーティションを追加する必要はありません。Lifekeeperが自動的にマウントを行います。
結果
[root@LinuxPrimary ~] # df /var/lib/mysql
Filesystem 1K-blocks Used Available Use% Mounted on
/dev/sdb1 253855 11083 229666 5% /var/lib/mysql
セカンダリーノード
- セカンダリーノードでは、上記の手順1(ディスクのパーティション分割)のみを行って下さい。ターゲットのディスク/パーティションのサイズはソースのディスク/パーティションのサイズ以上でなければなりません。ファイルシステムをフォーマットあるいはマウントする必要はありません。
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