次の表には、SAP HANAパラメーターの名称と意味を記載しています。これらの値は、 /etc/default/LifeKeeper 構成ファイルを編集することによってチューニングできます。
パラメーター名 | 意味 | 設定値 | デフォルト値 | パラメーター適用タイミング | 注記 |
---|---|---|---|---|---|
HANA_HANDSHAKE_TAKEOVER_FAILBACK | Takeover with Handshakeに失敗した時に SAP HANA リソースの自動フェイルバックを実行するかどうかを指定します。‘true’が設定されるとLifeKeeper は Takeover with Handshake に失敗した場合に旧ホストで SAP HANA リソースを In Service にもどします。‘false’ (デフォルト)が設定されると、Takeover with Handshake が失敗した後Out of Service Failed (OSF) のステータスのままになり、手動でIn Service にする必要があります。 | true もしくはfalse | false | 適 宜 (す ぐ に 反 映 さ れ ま す) | |
HANA_HSR_POLL_INTERVAL | LifeKeeper が SAP HANA システムレプリケーションのステータスをポーリングする頻度(秒)を指定します。 | 正の整数 | 10 | 適宜 (すぐに反映されます) | |
HANA_QUICKCHECK_TIMEOUT | SAP HANA quickCheck スクリプトのタイムアウト値(秒)を指定します。 | 正の整数、最低値 30 | LKCHECKINTERVAL – 10 | 必要に応じて | 30 未満に設定すると、自動的にデフォルトで 30 になります。 |
HANA_REGISTER_SECONDARY_DURING_RESTORE | プライマリーデータベースインスタンスに対する In Service 処理が完了する前に SAP HANA Recovery Kit がセカンダリーデータベースを登録し、再起動するかどうかを指定します。 ‘true’が設定されるとSAP HANA リソースは、SAP HANA Recovery Kit がセカンダリーデータベースを登録し、再起動するまで In Service になりません。 ‘false’ (デフォルト)が設定されるとSAP HANA リソースは、プライマリーデータベースインスタンスが起動するとすぐに In Service になり、セカンダリーデータベースの登録、再起動のため、ローカルリカバリーイベントがその後すぐに開始されます。 | true または false | false | 適 宜 (す ぐ に 反 映 さ れ ま す) | |
HANA_RECOVER_TIMEOUT | SAP HANA リカバリースクリプトのタイムアウト値(秒)を指定します。 | 正の整数 | 1800 | 適宜 (すぐに反映されます) | |
HANA_START_WAIT | SAP HANA データベースインスタンスを開始するときに待機する時間(秒)を指定します。 | 正の整数 | 2700 | 適宜 (すぐに反映されます) | |
HANA_STOP_WAIT | SAP HANA データベースインスタンスを停止するときに待機する時間(秒)を指定します。 | 正の整数 | 600 | 適宜 (すぐに反映されます) | |
HANA_STOP_COUNT | SAP HANA データベースインスタンスを停止するときに sapcontrol StopWait コマンドを発行する試行回数を指定します。 | 正の整数 | 3 | 適宜 (すぐに反映されます) | |
HANA_STOP_FINAL_WAIT | HANA_STOP_COUNT が SAP HANA データベースの停止に失敗した後、データベースが完全に停止するまで待機する追加の時間(秒)を指定します。 | 正の整数 | 60 | 適宜 (すぐに反映されます) |
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