⽬的
AWS Transit Gateway、および AWS Transit Gateway inter-region peering のリリースにより、VPC(下図の VPC A)に配置された HA クラスターノードに、別リージョンの VPC(下図の VPC B)のクライアントから接続する構成で、Recovery Kit for EC2 のルートテーブルシナリオが利用可能になりました。
本資料は、LifeKeeper for Linux で、HAクラスターノードに、別リージョンの VPC のクライアントから接続する構成を構築するための要件や基本操作を解説するものです。
なお、本資料は LifeKeeper や Amazon Web Service (以下 AWS )の基本的な設定や操作、技術的な詳細情報を解説するものではありません。本構成の前提となる LifeKeeper や AWS に関する用語・操作・技術情報等につきましては、関連のマニュアルやユーザーサイト等であらかじめご確認ください。
*注記: AWS Transit Gateway inter-region peeringは、本ドキュメント執筆時点(2020年2月)で米国東部(バージニア北部)、米国東部(オハイオ)、米国西部(オレゴン)、欧州(アイルランド)、欧州(フランクフルト)の各リージョンで利用可能です。その他のリージョンにサーバーまたはクライアントを配置する場合には本ドキュメントの構成は利用できません。AWS Transit Gateway inter-region peering が利用できないリージョンにサーバーまたはクライアントを配置する場合は、Route53 Recovery Kit を使用して、AWS の DNS サービスの「Route53」に登録されている DNS の A レコード(ホスト名に対応するIPアドレス)を更新する構成を検討してください。
*注記: 本ドキュメントは、単⼀の VPC 内にクラスターノードを配置する構成を対象としています。クラスターノードを複数のリージョンや複数の VPC にまたがって配置する構成では、ルートテーブルシナリオは利用できません。
*注記: 「Amazon Web Services」、「Powered by Amazon Web Services」のロゴ、「AWS」、「Amazon EC2」、「EC2」、「Amazon Elastic Compute Cloud」、「Amazon Virtual Private Cloud」、「AWS Direct Connect」、「AWS Identity and Access Management」、「AWS Transit Gateway」、「AWS Transit Gateway inter-region peering」および「Amazon VPC」は、米国その他の国における Amazon.com, Inc. またはその関連会社の商標です。
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