構文
flg_create [-d destsys] -f flag
flg_remove [-d destsys] -f flag
flg_test [-d destsys] -f flag
flg_list [-d destsys]
説明
LifeKeeper には、さまざまなタスクを実行するためにフラグを動的に設定する機能があります。以下の特殊用途のフラグが存在する場合があります。
!nofailover!uname
このフラグが存在する場合、名前が uname のシステム上のリソースはフェイルオーバが抑制されます。フラグを持つシステムはバックアップシステムとして定義されます。注記: これは一時的なフラグであり、uname システムが起動中であることを LifeKeeper が検出すると、フラグは自動的に削除されます。
!action!procid!timestamp!uname:identifier
これは「admin lock flag」の例です (getlocks を参照)。「admin lock flag」は、LifeKeeper 構成内のいずれかのシステムで他の処理が同時に実行されないようにする必要がある処理に対して使用されます。例えば、あるシステムで階層を作成しながら、別のシステムでも階層を作成することはできません。「admin lock flag」を使用すると、これらの「global」処理の 1 つについて、現在実行中の処理が完了するまで実行されないことが保証されます。
実行中の処理の種類は、「admin lock flag」の識別子フィールドによって識別されます。「admin lock flag」を要求したプロセスが実行されていたシステムは uname で指定されます。フラグは、1970 年 1 月 1 日以降の秒数のタイムスタンプで、getlocks を呼び出したプロセス ID が procid のプロセスによって作成されたものです (getlocks を参照)。
このようなフラグの例を次に示します。
!action!01525!701120147!cindy:Create_Hierarchy
このフラグは、処理 Create_Hierarchy を実行中であり、階層を作成していることを示します。プロセス ID1525 のプロセスが、cindy システムで時刻 701120147 に「admin lock flag」を要求しました。
!restore
このフラグは、restore 前処理スクリプト (LCD を参照) の実行時に LifeKeeper によって設定され、restore 後処理スクリプトを実行する必要があることを示します。通常、これは一時的な状態であり、restore 後処理スクリプト (LCD を参照) の実行時に LifeKeeper によって自動的に修正されます。唯一の例外は、以下のコマンドを使用して、明示的に restore 後処理スクリプトを実行する場合です。
%LKROOT%\bin\lcdrecover -G restore
!restore!uname
このフラグを設定すると、uname システムで restore 後処理スクリプト (LCD を参照) をリモートで実行する必要があることを示します。このシステムで restore 後処理スクリプトが実行されると、LifeKeeper は restore 後処理スクリプトを実行するように uname システムにリモート要求を送信します。通常、これは一時的な状態であり、LifeKeeper によって自動的に修正されます。唯一の例外は、%LKROOT%\bin\lcdrecover -G restore コマンドを使用して、明示的に restore 後処理スクリプトを実行する場合です。
!remove
このフラグは、remove 前処理スクリプト (LCD を参照) の実行時に LifeKeeper によって設定され、後から remove 後処理スクリプトを実行する必要があることを示します。通常、これは一時的な状態であり、後から remove 後処理スクリプト (LCD を参照) を実行すると LifeKeeper によって自動的に修正されます。唯一の例外は、以下のコマンドを使用して、明示的に remove 後処理スクリプトを実行する場合です。
%LKROOT%\bin\lcdrecover -G remove
!remove!uname
このフラグを設定すると、uname システムで remove 後処理スクリプト (LCD を参照) をリモートで実行する必要があることを示します。このシステムで remove 後処理スクリプトが実行されると、remove 後処理スクリプトを実行するように uname システムにリモート要求が送信されます。通常、これは一時的な状態であり、LifeKeeper によって自動的に修正されます。唯一の例外は、%LKROOT%\bin\lcdrecover -G remove コマンドを使用して、明示的に remove 後処理スクリプトを実行する場合です。
!delete
このフラグは、delete 前処理スクリプト (LCD を参照) の実行時に LifeKeeper によって設定され、後から delete 後処理スクリプトを実行する必要があることを示します。通常、これは一時的な状態であり、delete 後処理スクリプト (LCD (1M) を参照) の実行時に LifeKeeper によって自動的に修正されます。唯一の例外は、以下のコマンドを使用して、明示的に delete 後処理スクリプトを実行する場合です。
%LKROOT%\bin\lcdrecover -G delete
!delete!uname
このフラグを設定すると、uname システムで delete 後処理スクリプト (LCD を参照) をリモートで実行する必要があることを示します。このシステムで delete 後処理スクリプトが実行されると、delete 後処理スクリプトを実行するように uname システムにリモート要求が送信されます。通常、これは一時的な状態であり、LifeKeeper によって自動的に修正されます。唯一の例外は、以下のコマンドを使用して、明示的に delete 後処理スクリプトを実行する場合です。
%LKROOT%\bin\lcdrecover -G delete
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