次の手順では、IP Recovery Kit および Microsoft IIS Recovery Kit を含む LifeKeeper for Windows をすべてのサーバにインストールします。LifeKeeper for Windows のインストールの詳細については、 LifeKeeper for Windows のインストール のトピックを参照してください。すべてのサーバに、同じバージョンの LifeKeeper for Windows をインストールする必要があります。

LifeKeeper をインストールした後で、すべてのサーバを再起動する必要があります。再起動したら、すべてのサーバ上で LifeKeeper が稼働していることを確認してください。

これで、LifeKeeper を設定できるようになりました。以下に、LifeKeeper のセットアップ作業の正しい順番を示します。LifeKeeper の設定作業の詳しい説明については、 [ヘルプ] ボタンをクリックするか、LifeKeeper の設定 を参照してください。

  1. LifeKeeper コミュニケーションパスを設定してください。最大の信頼性が得られるようにコミュニケーションパスを設定するには、2 つの別々のコミュニケーションパス (可能であれば 3 つ) を作成してください。TCP/IP コミュニケーションパスの場合、2 つのサーバ間でプライベートネットワークを使用した際に最も良い結果が得られます。
  1. 必要に応じて、各 Web サーバ / サイトのペアに切り替え可能な IP アドレスを作成します。 [編集] メニューの [サーバ] から [リソース階層の作成] を選択します。ドロップダウンリストから IP アドレス を選択して、 保護対象アプリケーションウィザード に必要な情報を入力します。必要に応じて、それぞれの切り替え可能 IP アドレスについて繰り返してください。

LifeKeeper 切り替え可能 IP アドレスを作成するときは、以下の点を考慮してください。

a. プライマリサーバとは、通常はアクティブな Web サーバ / サイトを実行するサーバです。これは優先順位を 1 に設定して、IP リソースが後で作成される IIS リソースと一致するようにする必要があります。

b.必要に応じて、スイッチバックストラテジーを [インテリジェント] (デフォルト) から [自動] に変更します。

c.同じサブネット上に 2 つの NIC がある場合は、IP ローカルリカバリ* オプションを設定して、LifeKeeper に 2 つのカード間で切り替え可能な IP アドレスのサービスを移動させるようにすると、可用性を高めることができます。

スイッチバックストラテジー および IP ローカルリカバリ の詳細については、関連のトピックを参照してください。

  1. 切り替え可能な IP アドレスの切り替えと応答をテストします。

    1. 切り替えのテストを行うには、LifeKeeper GUI を起動してください。切り替え可能な IP アドレスは、プライマリサーバでは緑 (アクティブ)、バックアップサーバでは青 (スタンバイ) で表示されます。階層ツリー内の IP インスタンスを右クリックし、ポップアップメニューから [サービス開始] を選択して、リストボックスからバックアップサーバを選択してください。この切り替え可能 IP リソースは、バックアップサーバ上で青から緑に変わります。残りのすべての切り替え可能 IP アドレスに対して、このテストを繰り返してください。すべての切り替え可能 IP アドレスのテストが完了したら、プライマリサーバ上でこれらをサービス中に戻してください。

    2. 応答のテストを行うには、MS-DOS ウィンドウを開いて、各切り替え可能 IP アドレスに対して ping コマンドを実行してください。切り替え可能 IP アドレスからは、ping に対して応答時間とパケットロス値が返されます。

    3. 切り替え可能 IP アドレスが切り替えと ping のテストに合格するまで、先に進まないでください。

  1. Web/FTP/SMTP サービスのためのホームディレクトリを含むボリュームリソースを作成します。ボリュームリソース切り替えを実行して、ボリュームがプライマリサーバとバックアップサーバ上でサービス中の状態になることを確認してください。また、保護対象の IP およびボリュームリソースに割り当てた優先順位が、各サーバ上で一致していることを確認してください。

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