このオプションでは、対応するリカバリーキットのアプリケーションを保護します。
リソース階層を作成する前に
- 最初に、LifeKeeper for Windowsの5つの基本的な動作を制御するスクリプトを用意します。
• restore
• remove
• quickchk (クイックチェック)
• deepchk (ディープチェック)
• ローカルリカバリー
各スクリプトのPerl版とVB版のテンプレートが $LKROOT\admin\kit\app\templates に格納されています。テンプレートをカスタマイズしてテストするときは、 $LKROOT と同じボリューム上の別のディレクトリにコピーしてください。
注意: オプションの Create 、 Extend 、 Delete スクリプトを使用する場合は、他のスクリプトと一緒に前記のフォルダにコピーしてください。スクリプト選択ウィザードは、追加されたスクリプトの名前と拡張子を調べ、スクリプトを自動的に登録します。
注意: Generic Applicationソリューションでは、restoreとremoveスクリプトが必要です。restoreまたはremoveスクリプトが完了するまでの継続時間に制限はありませんが、この継続時間により、次の影響があります。restoreスクリプトが正常に完了するまで、サービス中のリソースに対する操作を完了することができません。アクティブサーバー上のリソースに対する removeスクリプトが正常に完了するまで、リソースに対するスタンドバイサーバー上へのスイッチオーバー操作を続行することができません。
注意: クイックチェックとディープチェックスクリプトを使用する場合、そのスクリプトはユーザ指定の時間間隔で実行されます。重複を回避するには、クイックチェックとディープチェックスクリプトの継続時間を、ユーザ指定の時間間隔より短くしてください。ローカルリカバリスクリプトも使用することができます。クイックチェックまたはディープチェックスクリプトに障害が発生し、ローカルリカバリースクリプトを使用する場合、クイックチェックまたはディープチェックの継続期間を延長し、ユーザ指定の時間間隔を超えないようにしてください。
- ボリュームやIPアドレスなど、他のリソースに依存するアプリケーションでは、リソースを個別に作成した後、Generic Arkでリソース階層を作成します。依存関係を後から作成するには、 [依存関係の追加] ダイアログボックスを使用してください。
リソース階層の作成
基本スクリプトを用意したら、Generic Arkを使用して、アプリケーションのリソース階層を作成してください。
- サーバーを選択します。次に、 サーバーコンテキストメニュー または サーバーコンテキストツールバー の [リソース階層の作成] をクリックします。
- [保護するアプリケーションを作成] ウィンドウが起動し、 プライマリー サーバーおよび バックアップ サーバーが表示されます。まだ選択していない場合は、設定のための適切なシステムを選択してください。 [次へ] をクリックします。
- クラスターにインストールされているすべてのリカバリーキットの一覧が表示されます。 [Generic Application] を選択し、 [次へ] をクリックします。
- 設定ウィザード で、以下の情報を入力します。 注意: ダイアログボックスの [戻る] ボタンがアクティブになっているときは、直前のダイアログボックスに戻ることができます。これは特に、前に入力した情報の訂正が必要なエラーが発生した場合に役立ちます。階層の作成手順の間に [キャンセル] をクリックすると、LifeKeeperは作成プロセス全体を取り消します。
フィールド | 説明 |
---|---|
Restoreスクリプト | アプリケーションに使用する restoreスクリプト のパス名とファイル名を入力します。このスクリプトはアプリケーションを起動します。restoreスクリプトのテンプレートは、templates ディレクトリにあります。restoreスクリプトは、稼働中のアプリケーションに影響を与えてはなりません。 |
スクリプトの削除 | アプリケーションに使用する removeスクリプト のパス名とファイル名を入力します。このスクリプトはアプリケーションを停止します。restoreスクリプトのテンプレートは、templatesディレクトリにあります。 |
クイックチェックスクリプト [オプション] | アプリケーションに使用する QuickCheck スクリプト のパス名を入力します。このスクリプトはアプリケーションを監視します。quickCheckスクリプトのテンプレートは、templatesディレクトリにあります。 |
ディープチェックスクリプト [オプション] | アプリケーションに使用する DeepCheck スクリプト のパス名を入力します。deepCheckスクリプトは、quickCheck スクリプトより詳細に保護対象アプリケーションを監視します。deep checkスクリプトのテンプレートは、templatesディレクトリにあります。 |
ローカルリカバリー [オプション] | アプリケーションで使用する ローカルリカバリースクリプト のパス名を入力します。このスクリプトは、障害が発生したアプリケーションをローカルサーバーに復旧します。recoverスクリプトのテンプレートは、templatesディレクトリにあります。 |
アプリケーション情報 (オプション) | 任意の アプリケーション情報 を入力します。restore、remove、recover、quickCheck スクリプトに必要なアプリケーションに関する情報をオプションとして入力します。 |
リソースタグ名 | このフィールドには、デフォルトのタグ名 App.x が自動的に表示されます。x は LifeKeeperが割り当てる値で 、 0 から始まります。 注意 : タグ名に使用できる文字はASCII印字可能文字のみです。 |
データの入力を完了すると、 [インスタンスの作成] ボタンが表示されます。 [インスタンスの作成] をクリックすると、LifeKeeperはリソース階層の作成と検証を実行します。
- リソース階層が正常に作成されたことを伝えるメッセージが表示されたら、 [次へ] をクリックして操作を続けます。問題が発生すると情報ボックスにエラーが表示され、部分的に作成されたリソース階層が削除されて、*[次へ]* ボタンが無効になります。その場合は、 [キャンセル] をクリックして、 ウィザード を終了してください。
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