SAP HANA リソースの作成

  1. LifeKeeper GUI メニューから [Edit] を選択し、次に [Server] を選択します。そしてドロップダウンメニューから [Create Resource Hierarchy] を選択します。

クラスタ内にインストール済みで、認識されている Recovery Kit すべてを含むドロップダウンリストのあるダイアログボックスが表示されます。このドロップダウンリストから [Generic Application] を選択します。

[Next] をクリックします。

ダイアログボックスで「戻る」ボタンがアクティブになっている場合は、前のダイアログボックスに戻ることができます。このため、前に入力した情報の修正を要するエラーが発生した場合には戻って修正することができます。

リソース階層の作成中に [Cancel] をクリックすると、LifeKeeper は作成プロセス全体をキャンセルします。

  1. Switchback Type を選択します。これは、SAP HANA プライマリデータベースがバックアップサーバへのフェイルオーバ後にサービスに復帰する際のこのサーバへのスイッチバック方法を決定するものです。 Intelligent または automatic のいずれかを選択できます。 Intelligent Switchback では、階層をプライマリ/元のサーバに戻すために管理者による対応が必要です。 automatic Switchback とは、元のサーバがオンラインに戻り、LifeKeeper の通信経路が再確立されると直ちにスイッチバックが行われることを意味します。

推奨の Switchback Type は intelligent です。

Switchback Type は必要に応じて、 Resource properties ダイアログボックスの General タブより、後からでも変更することができます。

[Next] をクリックします。

  1. SAP HANA プライマリデータベースを置きたいサーバを選択します。クラスタ内のすべてのサーバがドロップダウンリストから選択できます。

[Next] をクリックします。

  1. 次のダイアログで、SAP HANA データベースの起動とレプリケーションモードの制御に使用される Restore Script へのパスを入力します。Restore、Remove、QuickCheck、および Recover に必要なスクリプトはすべて、/opt/LifeKeeper/HANA2-ARK ディレクトリにあります。ダイアログボックスに完全パスを入力します。

[Next] をクリックします。

  1. SAP HANA データベースの Remove Script のパスを入力し、 [Next] をクリックします。これは、SAP HANA データベースを停止するスクリプトです。

[Next] をクリックします。

  1. SAP HANA データベースの quickCheck Script へのパスを入力します。これは、SAP HANA データベースとレプリケーションモードを監視するスクリプトです。quickCheckスクリプトは一部のジェネリックアプリケーションではオプションですが、HANA のジェネリックアプリケーションリソースでは必須です。

[Next] をクリックします。

  1. SAP HANA データベースの Local Recovery Script へのパスを入力します。これは、SAP HANA データベースまたはデータベース自体の、障害が起きたコンポーネントのリストアを試みるスクリプトです。Recoverスクリプトは一部のジェネリックアプリケーションではオプションですが、HANA のジェネリックアプリケーションリソースでは必須です。

[Next] をクリックします。

  1. このノードの SAP HANA データベースに必要な Application Information を入力します。次の値は必須で、スペースで区切ります。

<SID>˽<Instance number>˽<Replication mode>˽<Site name>˽<Operation mode>

[Next] をクリックします。

  1. Bring Resource in Service (サービスでリソースを使用する)に対し、「Yes」または「No」を選択し、 [Next] をクリックします。「No」を選択すると、作成後にリソース状態が「OSU」に設定されます。「Yes」を選択すると、先ほど指定したリストアスクリプトが実行されます。リソースのステータス ISP は、SAP HANA リソースを別のクラスタメンバーに拡張する必要があります。

[Next] をクリックします。

  1. SAP HANA リソースの一意の名前である Resource Tag を入力します。これは、LifeKeeper GUI でこのリソースに対して表示されるラベルです。タグに使用できる有効な文字は、英字、数字および特殊文字「 – 」、「 _ 」、「 . 」、「 / 」です。リソース名は意味のあるものにする必要があります。

[Next] をクリックします。

  1. [Create Instance] をクリックして、作成プロセスを開始します。インスタンスの作成状況を示すメッセージがウィンドウに表示されます。

[Next] をクリックします。

  1. SAP HANA リソースを拡張する Target Server を選択します。他のクラスタメンバーはすべてドロップダウンリストに含まれています。

[Next] をクリックします。

  1. 手順 2 で選択したものと同じ Switchback Type を選択します。 [Next] をクリックします
  1. SAP HANA リソースの Template Priority を選択または入力します。 これは、現在稼働しているサーバー上での SAP HANA リソースの優先順位です。 1(最高)から 999(最低)までの未使用の優先順位が有効になっています。デフォルト値の使用を推奨します。

[Next] をクリックします。

  1. SAP HANA リソースの Target Priority を選択または入力します。これは、新たに拡張した SAP HANA リソースの、他のサーバ上の同等のリソースとの相対的な優先順位です。デフォルト値の使用を推奨します。

[Next] をクリックします。

拡張前のチェックが成功したというメッセージを受信したら、 [Next] をクリックします。

  1. SAP HANA リソースの Resource Tag を確認します。すべてのクラスタメンバーで同じ Resource Tag を使用することを推奨します。デフォルト値を変更しないでください。

[Next] をクリックします。

  1. このノード上で SAP HANA データベースに必要な Application Information を入力します。次の値は必須で、スペースで区切ります。

<SID>˽<Instance number>˽<Replication mode>˽<Site name>˽<Operation mode>

[Next] をクリックします。

  1. 選択したノード上で SAP HANA リソースの作成が開始されると、リソースのクラスタノード間のイクイバレンシ情報が作成されます。

[Finish] をクリックします。

  1. これが完了すると、 Done ボタンが有効になります。 [Done] をクリックして終了します。
  1. 次に IP リソースを作成し、SAP HANA リソースとの依存関係を作成する必要があります。この手順については、管理者ガイド『IP Recovery Kit』を参照してください。

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