LifeKeeper では、共有 SCSI (Small Computer System Interface) ホストアダプタおよび共有ディスクハードウェアの機能を使用して、障害が発生したサーバから指定のバックアップサーバにリソースを切り替えるように設定できます。ファイバチャネルのストレージエリアネットワーク (SAN) も、障害の発生したサーバから指定のバックアップサーバにリソースを切り替えるのに使用できます。
以下の作業を実行して、ディスクベースのアプリケーションリソース階層を作成し、LifeKeeper でフェイルオーバ保護を提供できるようにしてください。
- ディスクおよび LUN のパーティションを分割してください。LifeKeeper の保護下にあるすべてのディスクのパーティションを分割する必要があるので、共有ディスクアレイは論理ユニット (LUN) に設定する必要があります。ディスクアレイ管理ソフトウェアを使用して、この設定を実行してください。詳細な手順については、ディスクアレイソフトウェアのマニュアルを参照してください。
注記: LifeKeeper では LUN レベルで ディスク をロックすることに注意してください。したがって、アクティブ/スタンバイ設定では 1 つの LUN が適切と考えられます。ただし、アクティブ/アクティブ設定を使用する場合は、少なくとも 2 つの別個の LUN を設定して、各階層が 独自の一意の LUN にアクセスできるようにする必要があります。
- 両方のサーバが共有ディスクを認識することを確認してください ( fdisk コマンドなどを使用)。作成した LUN を Linux が認識しない場合は、LifeKeeper も認識しません。
- LifeKeeper 階層でプライマリサーバとして使用するシステムから共有ディスク上のファイルシステムを作成してください。ファイルシステムの管理に関する完全な手順については、Linux のマニュアルを参照してください。
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