DataKeeper 構成では、原理上ストレージのリザベーションを使用した I/O フェンシングを使用することが出来ないため、単体ではスプリットブレイン状態を回避することが出来ません。
そのため、以下のような方法で DataKeeper リソースがスプリットブレイン状態に陥ることを防止する必要があります。
IP リソースを使用した排他制御
IP リソースには重複チェックを利用した排他制御機能があるため、複数ノードで同一の IP リソースが起動することはありません。この性質を利用して DataKeeper リソースのスプリットブレインを防止することが出来ます。
DataKeeper の子リソースに適当な仮想 IP アドレスを割り当てたIPリソースを配置することで、親になる DataKeeper リソースが複数ノードで同時に起動することを防止します。
なお、IP リソースの重複チェックはすべてのノードが同一サブネットに所属する必要があるため、この手法はローカルネットワークだけで構成された環境のみ適用できます。
Quorum/Witness 機能による排他制御
LifeKeeper が持つ Quorum/Witness 機能を使用することで、複数ノードが同時にアクティブ状態になることを防止します。
Quorum/Witness 機能の詳細はテクニカルドキュメンテーションの Quorum/Witness を参照してください。
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