ファイルシステムまたは高レベルアプリケーションがソフトウェア RAID の仮想デバイスを使用する階層を作成するには、次の高レベル手順に従う必要があります。
- 仮想デバイスに必要な設定を決定します。このとき、その仮想デバイスに関連するすべてのディスクリソースを、LifeKeeper クラスタ内のサーバ間で一緒に移動させる必要があることを考慮してください。
- アプリケーションのプライマリサーバとするシステム上で、mdadm(8) を使用して必要な仮想デバイスを作成します。mdadm(8) については、mdadm パッケージで提供され、前述のドキュメンテーションとリファレンス セクションにある Linux Software RAID HowTo および mdadm(8) オンラインマニュアルページで説明されています。仮想デバイスを作成するときは、パーシステントスーパーブロックを使用する必要があります。詳細については、上述のパーシステントスーパーブロック を参照してください。
- 共有ストレージを使用する場合、仮想デバイスのすべてのコンポーネントが、保護されたアプリケーションが実行される LifeKeeper クラスタ内のマシン間で正しく共有されていることを確認してください。
- 各仮想デバイス上でファイルシステムを作成してください。raw I/O を使用する場合は、raw デバイスを各仮想デバイスにバインドしてください。
- 使用するアプリケーションに関連する LifeKeeper リカバリキット管理ガイドに記載されている設定手順に従い、保護されたアプリケーションをファイルシステム上で設定します。
- 適切なリカバリキット管理ガイドに記載の手順に従って、アプリケーション階層を作成および拡張します。
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