HANA を v9.7.0 より前のバージョンからアップデートすると、すべてのシステムで インフォフィールド が更新され、リソースを複数のターゲットに拡張できるようになります。
次のコマンドを使用してインフォフィールドを調べます。
/opt/LifeKeeper/bin/ins_list -d <HostName> -t <Tag> -f: | cut -d: -f6 | tr '\002' ':'
v9.7.0 より前の LifeKeeper を実行しているシステムでは、出力は次のようになります。
SPS:HDB00:sync:SiteA:logreplay
アップデートされた LifeKeeper バージョンでは、出力は次のようになります。
SPS:HDB00:node2/sync:SiteA:node2/logreplay
3 ノード クラスタの場合、出力は次のようになります。
SPS:HDB00:node2/sync node3/async:SiteA:node2/logreplay node3/logreplay
LifeKeeper は、アップデート後にインフォフィールド構造をどのように自動的に更新しますか?
インフォフィールド構造は、次の場合に各ノードで更新されます。
- LifeKeeper v9.7.0 以降を実行しているシステムで HANA リソースが in-service になると、最初に成功した quickCheck によって、必要に応じて同等の各システムのインフォフィールドが更新されます。
- LifeKeeper v9.7.0 以降を実行しているシステムに HANA リソースを拡張する場合、HANA 拡張スクリプトは、必要に応じて同等の各システムのインフォフィールドを更新します。
- LifeKeeper v9.7.0 以降を実行しているシステムで HANA リソースを out of service にする場合、HANA remove スクリプトは、必要に応じて同等の各システムのインフォフィールドを更新します。
- ノードから HANA リソースの拡張を解除すると、HANA remove スクリプトは、そのノードに関する情報を各同等のリソースインフォフィールドから削除します。
アップグレードされたサーバーで実行されている LifeKeeper GUI は、quickCheck がスタンバイサーバーのインフォフィールドを更新するまで、スタンバイサーバーの SAP HANA リソースを不明なステータスで表示します。
ローリング アップグレード中に障害が発生した場合は、v9.7.0 未満のクラスターのローリングアップグレード中の障害 を参照してください。
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