本構成を利用するためには、環境を準備する段階で満たすべきいくつかの要件があります。以下に AWS 環境とその上に作成するインスタンスに関する要件をまとめます。
AWS 環境の要件
サービスを提供するための基盤となる環境を AWS 上に作成します。本構成を利用するための要件は以下の通りです。
Amazon Virtual Private Cloud (VPC)
- 2つ以上の VPC を作成する必要があります。
VPC は同じリージョンでも、異なるリージョンに作成しても問題ありません。 - VPC ピアリング接続を使用して、VPC 間を接続する必要があります。
3つ以上の VPC を作成した場合は、それぞれの VPC 同士を VPC ピアリングで接続するか、または各 VPC を AWS Transit Gateway を経由してスター型に接続してください。
Amazon Elastic Compute Cloud (EC2)
- 各 VPC に1つ以上の EC2 インスタンスが必要です。
- EC2 インスタンスは、Elastic Network Interface (ENI)に接続されます。
- EC2 インスタンスは、LifeKeeper のインストール要件を満たす必要があります。
- AWS Command Line Interface (AWS CLI) を全ての EC2 インスタンスにインストールする必要があります。インストール方法は、「 AWS CLI の最新バージョンをインストールまたは更新します。 」を参照してください。
- Amazon Route 53 サービスのエンドポイント route53.amazonaws.com にプロトコル HTTPS を使用してアクセスできる必要があります。EC2 および OS の設定を適切に行ってください。
AWS Identity and Access Management (IAM)
LifeKeeper が AWS を操作するために、以下のアクセス権を持った IAM ユーザーもしくは IAM ロールが必要です。EC2 インスタンスの root ユーザーからアクセスできるように Amazon EC2 の IAM ロール を設定するか、 AWS CLI の設定 を適切に行ってください。
- route53:GetChange
- route53:ListHostedZones
- route53:ChangeResourceRecordSets
- route53:ListResourceRecordSets
Amazon Route 53
- Amazon Route 53 にドメイン名を登録しサービスを利用できるようにする必要があります。これは Route53 リソース作成時に必要となります。
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