この操作は [Edit] メニューから開始できます。または [Create Resource Hierarchy] オプションの動作が完了すると自動的に開始されます。その場合は、手順 2 を参照してください。
- [Edit] メニューの [Resource] から [Extend Resource Hierarchy] を選択してください。[Pre-Extend Wizard] が表示されます。拡張操作に慣れていない場合は、[Next] をクリックしてください。LifeKeeper のリソース階層の拡張作業のデフォルト値が分かっていて、入力と確認を省略する場合は [Accept Defaults] をクリックしてください。
- [Pre-Extend Wizard] に以下の情報を入力してください。
注記: 最初の 2 つのフィールドは、[Edit] メニューの [Extend] から操作を開始した場合にだけ表示されます。
Template Server | Apache リソースが現在 in service のサーバを入力してください。ここで選択するテンプレートサーバと次のダイアログボックスで選択する [Tag to Extend] によって、in service のリソース階層が表されることを認識しておくことが重要です。選択したテンプレートサーバで out of service のリソースタグを選択すると、エラーメッセージが表示されます。このダイアログのドロップダウンボックスに、クラスタ内の全サーバの名前が表示されます。 |
Tag to Extend | テンプレートサーバからターゲットサーバに拡張する Web Server インスタンスの名前を選択してください。ウィザードのドロップダウンリストボックスに、テンプレートサーバ上に作成した全リソースのうち、前のダイアログボックスで選択したリソースの一覧が表示されます。 |
Target Server | Web Server リソース階層を拡張するターゲットサーバを選択してください。ドロップダウンボックスには、選択した階層に含まれないクラスタ内のサーバ名の一覧が表示されます。 |
Switchback Type | [intelligent] または [automatic] を選択してください。ここでは、バックアップサーバへのフェイルオーバの後、Web Server インスタンスが in service に戻ったときに、このサーバにどのようにスイッチバックされるのかを設定します。[intelligent] の場合、インスタンスをプライマリ / 元のサーバにスイッチバックするときに管理者の操作が必要になります。[automatic] の場合、プライマリサーバがオンラインに戻り、LifeKeeper コミュニケーションパスを再確立した直後に自動的にスイッチバックが行われます。 |
Template Priority | テンプレート階層の優先順位を選択するか、入力してください。優先順位は、1 ~ 999 の範囲で未使用の値が有効で、小さい数字ほど優先順位が高くなります (数字 1 が最高の優先順位に相当)。拡張処理時に、別のシステムですでに使用中の優先順位をこの階層に対して指定することはできません。デフォルト値を使用することを推奨します。注記: このフィールドは、階層をはじめて拡張するときにだけ表示されます。 |
Target Priority | 拡張する Web Server 階層のターゲットの優先順位を選択するか、入力してください。この優先順位は1 ~ 999 の数値で表され、リソースのカスケーディングフェイルオーバシーケンスにおけるサーバの優先順位を示します。階層の優先順位は数字でソートされ、小さい数字ほど優先順位が高くなります (数字 1 が最高の優先順位に相当)。LifeKeeper では、階層が作成されたサーバに「1」が自動的に割り当てられることに注意してください。優先順位は連続している必要はありませんが、特定のリソースについて 2 つのサーバに同じ優先順位を割り当てることはできません。 |
拡張前のチェックが正常に終了したというメッセージが表示された後、[Next] をクリックしてください。 拡張する階層に応じて、拡張されるリソースタグを示す一連の情報ボックス (編集不可) が表示されます。[Extend] をクリックしてください。 |
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Network Interface | ネットワークインターフェースを選択するか、入力してください。これは、IP リソースがターゲットサーバで使用するネットワークインターフェース (つまりイーサーネットカード) の名前です。 |
Backup Interface | IP リソースを拡張するサーバで IP ローカルリカバリ機能を使用する場合は、バックアップインターフェースを選択してください。デフォルト値は [none] です。ただし、このサーバ上で他のネットワークインターフェースカードを設定している場合は、そのネットワークインターフェースカードがドロップダウンリストに表示されます。 |
IP Resource Tag | IP リソースタグを選択するか、入力してください。これは、ターゲットサーバに拡張される IP リソースが使用するリソースタグ名です。 |
Root Tag | ルートタグを選択するか、入力してください。これは、Web Server 階層に付けたタグ名です。デフォルトでは、テンプレートサーバとターゲットサーバの両方でルートタグ名は同一です。 |
Mount Point | Web Server のルートディレクトリが共有ファイルシステム上に置かれている場合にのみ表示されます。 Web Server のルートディレクトリが置かれている共有ファイルシステムのマウントポイントを選択するか、入力してください。テンプレートサーバとターゲットサーバで、共有 Web Server のルートディレクトリのマウントポイントが同一である必要があります。多くの場合、ダイアログボックスに表示されたデフォルトのマウントポイントを選択する必要があります。 |
Root Tag | Web Server のルートディレクトリが共有ファイルシステム上に置かれている場合にのみ表示されます。 ルートタグを選択するか、入力してください。これは、共有ファイルシステムのタグ名です。 |
- 拡張が実行中であることを示す情報ボックスが表示されます。同じ Apache リソースインスタンスをクラスタ内の別のサーバに拡張する場合は、[Next Server] をクリックしてください。その場合は、リソース階層を拡張する操作を繰り返します。
[Finish] をクリックした場合、Web Server リソースの拡張処理が正常に完了したかどうかが検証されます。
- 最後のダイアログボックスで [Done] をクリックして、[Extend Resources Hierarchy] メニューの選択を終了してください。
注記: 必ず両方のサーバで新しいインスタンスの機能をテストしてください。
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