プライマリー サーバと バックアップ サーバの両方において、LifeKeeper ソフトウェアを次のリカバリキットを含めてインストールしてください。
- SAP
- 適切なデータベース (Oracle、SAP DB など)
- IP
- NFS
- NAS
- Quorum (steeleye-lkQWK package) ※ネットワーク共有デバイスを使用している場合
- 両方のマシンで Oracle Listener と SAP を停止してください。
例えば、Oracle ユーザが orastc で、Oracle Listener が LISTENER_STC で、SAP ユーザが stcadm の場合、次のようになります。
a. su コマンドでユーザ orastc に切り替え、コマンド lsnrctl stop LISTENER_STC を実行してください。
b. su コマンドでユーザ stcadm に切り替え、コマンド stopsap sap{No.} を実行してください。
c. root ユーザとして、SAP または Oracle ユーザプロセスが実行されていないことを確認します。もし実行されている場合、「killall sapstartsrv」と入力してください。このコマンドを実行した後もプロセスが存在する場合は、「ps ?ef」を実行して各プロセスを終了してください。
- 両方のマシンで /etc/hosts を開き、ホストと DNS のエントリが正しく指定されていることを確認してください。
- 現在のインターフェースから IP アドレスを 停止 および 削除 してください。 注記: この手順は、IP アドレスを LifeKeeper IP Recovery Kit で保護する前に行う必要があります。
ip addr delete {A/SCS VIRTUAL IP ADDRESS}/{NETMASK} dev eth0
ip addr delete {ERSv2 VIRTUAL IP ADDRESS}/{NETMASK} dev eth0
- ping などを使用して接続試行を行い、IP アドレスが削除されていることを確認してください。
- LifeKeeper インストールガイド に記載の手順に従って、プライマリーサーバーとバックアップサーバーの両方に LifeKeeper をインストールしてください (DE、コア、DataKeeper、LVM、およびライセンス)。Recovery Kit を選択するよう求められたら、以下を選択してください。
SAP、適切なデータベース (Oracle)、IP、NFS、NAS
インストールスクリプトが一定のチェックを実行します。以下の例に示すように、環境が正しく設定されない場合、失敗することがあります。
SAP Services file /usr/sap/sapservices not found
SAP Installation is not valid; please check environment and retry
error: %pre(steeleye-lkSAP-7.3.1-1.noarch) scriptlet failed, exit status 2
error: install: %pre scriptlet failed (2), skipping steeleye-lkSAP-7.3.1-1
上記の例では、期待される SAP ファイル、/usr/sap/sapservices が欠落しています。インストールを続行する前に、環境が正しい状態になることはとても重要です。
リカバリキットのインストールおよびリソースを保護するためのサーバの設定に関する詳細は、Recovery Kit ドキュメンテーション を参照してください。
- すべてのサーバー間で LifeKeeper LifeKeeper コミュニケーションパス をセットアップします。
- ネットワーク共有デバイスを使用する場合のQuorumの設定 (Quorum-Witness).
この例では、クォーラムは各サーバーの /etc/default/LifeKeeper で次の設定を使用して “Majority Mode” で構成されています。
QUORUM_MODE=majority
WITNESS_MODE=remote_verify
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