ほとんどの Oracle のアップデート/パッチ適用では、システムテーブルドライブへのアクセスのみが必要であり、データードライブ(保護されたDataKeeperのデータードライブ)へのアクセスは必要ありません。
一般的には以下の手順で行うことができます。
手順を開始する前に、プライマリーでブロックフェイルオーバーを設定し、ターゲットでフェイルオーバーを確認します。
- スタンバイ/ターゲットサーバーで、以下を実施します。
- 適切なアップグレード、パッチなどを適用します。
- サーバーを再起動します。
- 次に、リソースをアクティブ/ソースサーバーからスタンバイ/ターゲットサーバーにスイッチオーバーします。
- Oracle データーベースにアクセスできることを確認します。
- もう一方のノード(この時点ではスタンバイノード、手順の当初はアクティブ/ソースサーバー)で、以下を実施します。
- 適切なアップグレード、パッチなどを適用します。
- サーバーを再起動します。
- (オプション)再度スイッチオーバーを実行し、元のソース/アクティブサーバーの Oracle への接続とアクセスを確認します。
パッチが DataKeeper ボリュームへのアクセスを必要とする場合(例:catsbp の実行など)は、ミラーを一時停止/ロック解除して、スタンバイ/ターゲットシステムでアップグレードを実行する必要があります。
バックアップで Oracle を起動できることを確認してから、バックアップノードで Oracle を停止し、ミラーリングを続行します。次に、ソースシステムでアップグレードを繰り返します。
手順の最後に、プライマリーの「block failover」フラグとターゲットの「confirm failover」フラグを削除します。
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