ファイルシステムまたは高レベルアプリケーションが LVM 論理ボリュームを使用するリソース階層を作成するには、次の高レベル手順に従う必要があります。
- LVM ボリュームグループと論理ボリュームの望ましい構成を決定してください。このとき、以下の点を考慮してください。
- そのボリュームグループに関連するすべてのディスクリソースを、LifeKeeper クラスター内のサーバー間で一緒に移動させる必要があります。
- そのボリュームグループに関連するすべての論理ボリューム (およびファイルシステムまたはそれを使うアプリケーション) は、LifeKeeper クラスター内のサーバー間で一緒に移動しなければなりません。
- ( SLES と RHEL7 のみ ) Logical Volume Manager Recovery Kit のインストールの時に lvm2-lvmetad は無効になります。ただし、Logical Volume Manager Recovery Kit のインストール後に lvm2 をインストールした場合は、自分で無効にする設定が必要です。設定方法は OS のマニュアルを参照してください。
- アプリケーションのプライマリーサーバーになるシステム上で、必要なボリュームグループと論理ボリュームを作成しアクティブにします。作成には lvm2 パッケージに含まれるツールを使いますが、その説明はドキュメンテーションとリファレンス トピックの参照先にある LVM HowTo ドキュメントで説明しています。
共有ストレージを使用してる場合は、ボリュームグループに割り当てられたすべての物理ボリュームが、保護されたアプリケーションを実行しようとしている LifeKeeper クラスター内のマシン間で適切に共有されていることを確認してください。DataKeeper で LVM を使用したい場合は、DataKeeper で LVM を使用する のトピックを参照してください。 - 各論理ボリューム上でファイルシステムを作成します。そうせずに、Raw I/O を使用したい場合は、Raw デバイスをそれぞれの論理ボリュームデバイスにバインドします。
- 使用するアプリケーションに関連する Application Recovery Kit 管理ガイドに記載されている設定手順に従い、保護されたアプリケーションをファイルシステム上で設定します。
適切な Application Recovery Kit 管理ガイドに記載の手順に従って、アプリケーションリソース階層を作成および拡張します。
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