Oracle Cloud Infrastructure およびソフトウェアの要件
Recovery Kit for Oracle Cloud Infrastructure (RK for OCI) をインストールして設定する前に、使用している環境が以下の要件を満たしていることを確認してください。
Oracle Cloud Infrastructure コンピュート・インスタンス:
- OCI が提供するベア・メタル・インスタンス、または仮想マシン・インスタンスであること
- クラスターノードとして使用するインスタンス上で OCI が提供する コマンドライン・インタフェース 3.0.0 以上を利用できること
- クラスターノードとして使用するインスタンス上で OCI が提供する インスタンス・メタデータ・サービス v1 を利用できること
- IMDSv2 には未対応です。
Oracle Cloud Infrastructure コマンドライン・インターフェース (CLI):
- 設定ファイル /etc/default/LifeKeeper のパラメーター PATH に
oci
コマンドのパスを追加してください。 - RK for OCI が OCI を操作するために、 クラスターノードの root ユーザーが以下のコマンドを実行できるように、 CLI、および権限を設定してください。CLI 、および権限の設定に関しては OCI のドキュメントを参照してください。
oci network vnic assign-private-ip --vnic-id <vnicid> --ip-address <ip> oci network vnic unassign-private-ip --vnic-id <vnicid> --ip-address <ip> oci network private-ip list --vnic-id <vnicid> oci network vnic get --vnic-id <vnicid> oci network private-ip list --subnet-id <subnetid>
利用する IP アドレス:
- RK for OCI で保護するプライベート IP アドレスは、IPv4 である必要があります。
- IPv6 はサポート対象外です。
- RK for OCI で保護するプライベート IP アドレスは、VNIC に割り当て可能な IP アドレスにする必要があります。
- 割り当て対象の VNIC が関連付けられているサブネット内の IP アドレスである。
- OCI が予約済みの IP アドレスでない。
- セカンダリー・プライベート IP アドレスの割り当て可能数を超えていない。
LifeKeeper ソフトウェア:
各サーバーに同じバージョンの LifeKeeper ソフトウェアとパッチをインストールする必要があります。具体的な LifeKeeper の要件については、SPS for Linux テクニカルドキュメンテーション および SPS for Linux リリースノート を参照してください。
LifeKeeper Recovery Kit for Oracle Cloud Infrastructure:
各サーバーに同じバージョンの RK for OCI ソフトウェアとパッチをインストールする必要があります。
LifeKeeper IP Recovery Kit:
各サーバーに同じバージョンの LifeKeeper for Linux IP Recovery Kit ソフトウェアとパッチをインストールする必要があります。
RK for OCI を使う場合には、Quorum/Witness の使用を推奨します。
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