lkstart
このプログラムは、コンソールから実行されると、LifeKeeper が実行されていない場合に現在のシステム上で LifeKeeper を起動します。 lkstart を実行すると、LifeKeeper デーモンが停止した場合に再起動されるように、LifeKeeper デーモンに属する %LKROOT%\etc\LKinit.config ファイルのエントリーが修正されます。
–w オプションを使用すると、タイムアウト間隔を変更できます。waitperiod には、秒数を指定します。起動前の wait period (待機時間) を指定するには –w 引数を使用します。
LifeKeeper サービスは、管理ツールにある Microsoft Services mmc を使用して起動することも、コマンドプロンプトから “sc start LifeKeeper” または “net start LifeKeeper” のいずれかを使用して起動することもできます。
LifeKeeper for Windows が保護するボリュームに対する CHKDSK.EXE の実行
Microsoft は、正常にシャットダウンされなかったボリュームに対し chkdsk.exe ユーティリティーを実行して、ファイルシステムまたはディスクのエラーチェックと修正を行うことを推奨しています。しかしエラーの程度によっては、ユーティリティーの処理完了まで非常に長い時間を要する場合があります(ボリュームの完全なチェックには数時間~数日かかることもあります)。 また、ボリュームのチェック中にシステムがハングする可能性もあります。これらの理由から、LifeKeeper for Windows の保護対象のボリュームに対してはchkdsk.exeユーティリティーを実行しません。LifeKeeper for Windows は、ボリュームの使用を開始する前に Microsoft の chkntfs.exe ユーティリティーを実行し、ボリュームがダーティーでないかチェックします。保護されているボリュームがダーティーであるとみなされると、LifeKeeper for Windows はイベントログにエラーを記録します。
LifeKeeper for Windows の保護対象のボリュームに対しては、管理者が定期的に chkdsk.exe を実行することを推奨します。 その際は、事前にボリュームリソースを使用しているすべてのアプリケーションを終了してください。
ファイバーチャネル上のコミュニケーションパス
共有ストレージを使用して LifeKeeper for Windows クラスターを構築する場合、クラスターのノード間でコミュニケーションパス通信を常時可能にしておくことが重要です。コミュニケーションパスは、TCP 通信プロトコルを使用して作成します。TCP コミュニケーションパスは、通常、イーサネットネットワークデバイス上に構築されます。ただしLifeKeeper for Windows では、TCP プロトコルを実行できる接続であればどのような種類でも使用できます。ファイバーチャネル SAN を使用して共有ストレージクラスターを作成している場合は、LifeKeeper for Windows コミュニケーションパスとしてファイバチャネル SAN を使用することができます (望ましいです)。
QLogic は、QLogic ファイバーチャネルストレージアダプターで TCP/IP プロトコルを実行することもできるように、Windows 用のミニポートドライバと IP ドライバーを提供しています。これにより、QLogic ファイバチャネルアダプターは、実質的にストレージアダプターおよびネットワークアダプターとして動作できるようになります。このドライバーが用意されていれば、QLogic カードは他のネットワークカードと同様に、標準のネットワーク設定技法を使用して設定できます。
QLogic のドライバは、 こちら からダウンロードできます。
LifeKeeper for Windows で iSCSI ストレージを使用する
LifeKeeper for Windows では、保護対象の共有ストレージとしてiSCSI ストレージを使用できます。その場合、クラスター内のすべてのサーバーイニシエーターがそのディスクにアクセスできるよう、 iSCSI ターゲットデバイスを設定する必要があります。iSCSI ストレージデバイスのベンダーは、iSCSI デバイスの設定に必要なインターフェースとコマンドを提供しています。
Microsoft iSCSI Initiator サービス (MSiSCSI) への依存関係を LifeKeeper サービスに追加する必要があります。これにより、LifeKeeper が共有ボリュームにアクセスしようとする前に、そのボリュームを使用できるようになります。LifeKeeper サービス用に MSiSCSI への依存関係を作成するには、レジストリエディタ “regedt32.exe” を使用して、 HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\LifeKeeper で LifeKeeper サービスを表すサブキーを選択します。サービスキーは “DependOnService” という値名で “EISM” という値を 1 つ持っています。値名 “DependOnService” をダブルクリックして編集のために開きます。ダイアログボックスが表示されたら、新しい行に Microsoft iSCSI Initiator サービスのサービス名 “MSiSCSI” を追加して、 [OK] をクリックします。
依存関係が作成されたことを確認するには、 [管理ツール] > [サービス] から MMC スナップインを開きます。LifeKeeper サービスに移動してダブルクリックすると [プロパティ] ダイアログボックスが表示されます。ダイアログボックスが表示されたら、 [依存関係] ページに移動して、 [このサービスが依存するシステムコンポーネント] フィールドに “LifeKeeper External Interface” と共に “Microsoft iSCSI Initiator” サービスがリストされていることを確認します。
クイックチェックとディープチェックのシステム負荷に関する考慮事項
LifeKeeper for Windows は、システム内の保護対象リソースごとに個別の監視用スレッドを起動します。これらのスレッドは互いに独立して動作します。通常、 クイックチェック とディープチェック のスクリプト実行によるシステム負荷はランダムに分散されます。LifeKeeper for Windows は、 クイックチェック とディープチェック が同一リソースに対して同時に実行されるように予定されている場合に、 クイックチェックの実行をスキップすることでリソース監視による負荷を分散するという処理も行っています。ただし、チェックの負荷はランダムに分散されるため、リソース監視によるシステム負荷がピークに達することがあります。システム内で保護されるリソースが増えるほど、ピークが大きくなり、ピークに達する頻度も高くなります。ピークが最大になるのは、LifeKeeper を起動して、アクティブなリソースごとのディープチェックを最初に起動するときです。サーバーがこの最初の負荷のピークを適切に処理できる場合は、その後クイックチェックおよびディープチェックに起因するパフォーマンスの問題が発生する可能性は低いと言えます。
VSSシャドウコピー
VSS シャドウコピー の保存先としてLifeKeeper for Windows が保護するボリュームは指定できません。LifeKeeper for Windows の保護対象でないボリュームであれば、シャドウコピーの保存は可能です。



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