LifeKeeper for Windows は、 SIOS Technology, Inc. が開発・提供する HA クラスターソフトウェアです。
DataKeeper は、 SIOS Technology, Inc. が開発・提供するデータレプリケーションソフトウェアです。 DataKeeper は、LifeKeeper 環境に統合されたデータミラーリング機能を提供します。この機能により、 LifeKeeper リソースを共有および非共有ストレージ環境で動作させることができます。
SIOS Protection Suite for Windows には、 SIOS LifeKeeper と SIOS DataKeeper が含まれています。 LifeKeeper for Windows は、高可用性クラスタリングと革新的なデータレプリケーション機能を統合し、単一のエンタープライズクラスのソリューションとして提供しています。

概要

LifeKeeper for Windows は、 Google Cloud 環境での HA クラスターシステムの作成をサポートしています。 Google Cloud 上の LifeKeeper for Windows は、 Google Compute Engine(以下、GCE)の VM インスタンス上にクラスター環境を構築します。
Google Cloud 上のクライアントは、 Cloud Load Balancing のフロントエンド IP アドレスに接続することで、ヘルスチェックにより正常であると検出された VM インスタンスと通信することができます。
このガイドでは、クラスター環境の使用例として、次の構成の作成方法を説明します。

  • LifeKeeper クラスターノード(2ノードクラスター)
  • 共有データスペース(DataKeeper レプリケーションによるデータミラーリングを使用)
  • 共有ディスクリソース、Oracle DB、Oracle リスナーリソース

将来における互換性

本ガイドに記載されております内容は、2021 年 6 月時点の LifeKeeper for Windows および Google Cloud の仕様に基づいています。将来における LifeKeeper for Windows および Google Cloud の仕様変更について保証するものではありません。必要に応じて最新のドキュメンテーションを参照し、適切な設定を行ってください。

制限事項

本ガイドで説明する構成は、ロードバランサーのフロントエンド IP アドレスが 1 つのみ、 Oracle がアクティブ/スタンバイ構成であることを想定しています。

用語について

本ガイドで使用する用語について説明します。

リソース LifeKeeper で保護できるシステム資産。ディスクパーティション、仮想 IP アドレス、アプリケーションなどを表すためにリソースという用語が使用されることがあります。
スイッチオーバー アクティブノードからスタンバイノードへのリソース階層の計画的な移行。
フェイルオーバー アクティブノード上のシステムまたはリソースの障害が原因で発生する、スタンバイノードへのリソース階層の計画外の移行。
コミュニケーションパス LifeKeeper クラスター内のノード間の通信をサポートするメカニズム。
アクティブ/スタンバイ構成 HA クラスター構成の 1 つ。いずれか一方のクラスターノードですべてのサービスを起動することが可能。

フィードバック

お役に立ちましたか?

はい いいえ
お役に立ちましたか
理由をお聞かせください
フィードバックありがとうございました

このトピックへフィードバック

送信