SIOS DataKeeper に付属の EMCMD ユーティリティは、コマンドラインでのミラー操作方法を提供します。スクリプトは「通常の」確認ルールが適用できない状況で実行されるため、EMCMD は SIOS DataKeeper ユーザインターフェースを使用して実行されるものと同種の正常チェックを実行しません。EMCMD は、SIOS DataKeeper レプリケーションサービスにコマンドを渡すだけで、サービスは任意の決定を下すことができます。DataKeeper ユーザインターフェースを使用した場合に行われるようなチェックがないことによって、EMCMD は便利な診断およびサポートツールになります。ただし、SIOS DataKeeper の内部構造に詳しくないユーザにとっては、潜在的に危険です。
以下のセクションでは、EMCMD SIOS DataKeeper コマンドラインの操作について詳しく説明します。
- Administrator コマンドプロンプトを起動します。
- cd extmirrbase と入力します。
- DataKeeper ディレクトリまたは c:\Program Files (x86) \SIOS\DataKeeper に移動しました。
注記: 以下の表現規則を使用します。
<system> | システムの NetBIOS 名、IP アドレス、または完全修飾ドメイン名を使用して、指定のシステムに接続してください。emcmd を実行しているローカルシステムは、ピリオド (.) で表すこともできます。 |
<drive> | 参照されているドライブレターを指します。EMCMD は 1 文字目の後はすべて解析するので、「:」 (コロン) は無効です。 |
場合によっては、一連の EMCMD コマンドを実行して機能を実行する必要があります。
例: 削除されたミラーをクリーンアップするには、各クラスタノードで次の3つのコマンドを実行する必要があります。
- emcmd . deletelocalmirroronly <クリーンアップするミラーのボリュームレター>
- emcmd . clearswitchover <クリーンアップするミラーのボリュームレター>
- emcmd . updatevolumeinfo <クリーンアップするミラーのボリュームレター>
次に、emcmd createmirror コマンドを使用してミラーを再作成します (例: emcmd <ミラーのソースのアドレス> createmirror <ボリュームレター> <ミラーのターゲットのアドレス> <ミラーのタイプ(同期の場合はS、非同期の場合はA)>。 このコマンドでミラーを再作成し、既存のDataKeeperジョブに接続します。
注記: これらのコマンドは注意して実行してください。ご質問がある場合は、弊社サポート support@us.sios.com までお問い合わせください。
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