SIOS Protection Suite/LifeKeeper for Windows について
SIOS Protection Suite (SPS) for Windows は、高可用性クラスタリングおよびデータ複製機能 を統合し、ミッションクリティカルなデータおよびアプリケーションを保護します。さらに SIOS Protection Suite は SQL サーバ、Oracle 製品などのアプリケーションに対応するエージェント機能を提供する SIOS のアプリケーションリカバリキットも備えているので、より正確な情報を使用して復旧することができます。
SIOS Protection Suite for Windows に統合されているコンポーネント
LifeKeeper for Windows は、データ、アプリケーション、通信リソースの高可用性を実現する耐障害ソフトウェアです。LifeKeeper では専用の耐障害ハードウェアは不要です。複数のシステムをグループ化して、サイト構成情報を定義するだけで動作します。クラスタを構築すると、LifeKeeper は障害を自動的に検出して回復します。
障害が発生すると、LifeKeeper は保護対象リソースをバックアップシステムに移動します。フェイルオーバの際、システムはわずかに中断しますが、フェイルオーバリカバリが完了すると、LifeKeeper はバックアップシステムでリソースを自動的に復元します。
SIOS DataKeeper は、最適化されたホストベースのレプリケーションソリューションであり、ソースサーバからネットワーク経由で 1 台以上のターゲットサーバに可能な限り高速かつ効率的にデータを複製します。
オプションの Microsoft SQL Server Recovery Kit を使用すると、SQL サーバの状態を詳しく知ることができます。システムがただ起動しているかどうかだけでなく、正常に応答しているかどうかを確認することができます。
保護対象リソース
SIOS Protection Suite 製品ファミリには、多様なシステムリソースをフェイルオーバにより保護するソフトウェアが用意されています。以下の図に、SIOS Protection Suite の柔軟性と共に、自動リカバリを指定できるリソースタイプを示します。
ボリューム: LifeKeeper のボリュームリソースタイプを使用すると、SIOS Protection Suiteの階層にデータやアプリケーションを含むディスクボリュームのリソースを作成することで、共有 SCSI 周辺機器または複製ボリューム上にあるデータとアプリケーションを保護できます。
ファイル共有: SIOS Protection Suite のファイル共有リソースは、共有ドライブ上の指定したフォルダとディレクトリを保護します。
コンピュータの別名: SIOS Protection Suite の LAN Manager Recovery Kit は、NetBEUI 経由でサーバと通信するアプリケーションのコンピュータ別名を自動的にフェイルオーバします。
通信リソース:
SIOS Protection Suite の IP Recovery Kit を使用して、IP アドレスのスイッチオーバが可能なリソースを作成できます。
SIOS Protection Suite の DNS Recovery Kit は、DNS の A レコードと PTR レコードを更新します。
データベースアプリケーション: SIOS Protection Suite には、Microsoft SQL Server 用のオプションのリカバリキットがあります。
Generic Applications: SIOS Protection Suite の Generic Application Recovery Kit は、専用のリカバリキットがないアプリケーションのリソースを作成します。
SIOS Protection Suite は、さまざまなリソースタイプについて、N 方向のリカバリをサポートします。N 方向のリカバリでは、複数のリソースを複数のクラスタサーバにフェイルオーバできます。
SIOS Protection Suite の Core コンポーネントについては SIOS Protection Suite Core ソフトウェア を参照してください。
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