LifeKeeper Oracle Recovery Kit では、他のサーバで Oracle データベースインスタンスを同時に実行したり、任意でそれらのインスタンスを LifeKeeper の保護下に置くこともできます。この設定はアクティブ / アクティブと呼ばれ、通常の稼働状態で LifeKeeper サーバを十分に活用できます。
LifeKeeper Oracle Recovery Kit には、データベースインスタンスをスタンバイサーバにフェイルオーバする前に、ローカルで回復させる機能 (ローカルリカバリ) があります。
LifeKeeper Oracle Recovery Kit は、以下の Core / 標準の Oracle サービスを保護します。
- Oracle Service
- Oracle TNS Listener
LifeKeeper Oracle Recovery Kit は、各リリースにおいて以下のオプションサービスを保護します。
オプション 11g サービス | オプション 12c サービス | オプション 18c サービス | オプション 19c サービス |
---|---|---|---|
Oracle DB Console | - | - | - |
Oracle Job Scheduler | Oracle Job Scheduler | Oracle Job Scheduler | Oracle Job Scheduler |
標準の Oracle リソース階層は、以下のリソースで構成されます。
- Oracle
- 共有通信リソース (IP または LAN Manager の別名)
- ボリューム
保護対象の Oracleデータベース のすべての Oracle データ、ログ、トレース (コアデータデース) ファイルは、共有または複製ボリュームに格納されます。障害検出時に、LifeKeeper は関連するデータボリュームと通信リソースとともにコアデータベースファイルをバックアップサーバに切り替えます。リカバリ作業がデータベースユーザに意識されることはまったくありません。LifeKeeper はすべての依存リソースをバックアップサーバに切り替えると、バックアップサーバで Oracle サービスを起動します。
次に示す LifeKeeper GUI 表示は、標準のリソース階層を表します。Oracle リソースは、階層ツリーの最上位のリソースです。Oracle リソースは、依存リソース (通信リソースおよびボリュームリソース) を正しい順序で起動および停止します。
この Oracle 階層では、通信 /Listener リソースとして IP のみが使用されます。
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