共有ストレージボリュームリソースを安全に作成するには、ボリュームに対する書き込みアクセスを持つのは 1 度に 1 つのシステムだけになるようにする必要があります。これには SIOS Protection Suite インスタンスを作成する前も含まれます。
SIOS Protection Suite はインスタンスを作成する前にボリュームが共有されていることを認識できないので、ボリュームが同時に 2 つ以上のシステムで書き込み可能になることがないように、手動の手順が必要になります。
ボリュームの同時書き込みアクセスを防ぐには、以下の手順を使用してください。この例では、2 つのシステム (SYSA および SYSB) が共有ストレージに接続されています。このストレージは 2 つのボリュームで構成されており、両方のシステムでドライブレター E: および F: を割り当ててから、SIOS Protection Suite ボリュームインスタンスで保護します。
- SYSB の電源はオフにしたまま、SYSA の電源をオンにします。
- LifeKeeper をまだインストールしていない場合は、インストールします。
- ボリュームにドライブレター E および F を割り当て、まだフォーマットしていない場合は NTFS でフォーマットします。
- SYSA の電源をオフにします。
- SYSB の電源をオンにします。
- LifeKeeper をまだインストールしていない場合は、インストールします。
- 共有ボリュームにドライブレター E: および F: を割り当てます。
- コマンドプロンプトで、以下のコマンドを実行します。
%LKBIN%\volume -p E
%LKBIN%\volume -p F
- SYSB を再起動します。E: および F: ドライブがロックされて再起動します。
- SYSA の電源をオンにします。E: および F: ドライブが書き込み可能になって再起動します。
- SYSA で E: および F: についてボリュームリソースを作成し、SYSB に拡張します。
システムの電源をオフにする代わりに、ディスクの管理を使用して、共有物理ディスクをオフラインにすることもできます。
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