NFS 階層の作成時に表示されるエラーメッセージを、説明とともに挙げます。リストするメッセージは、nfs リソースと hanfs リソースの作成時に表示されるメッセージです。LifeKeeper Core および他の Recovery Kit が表示するエラーメッセージはこのガイドには記載していません。ここに記載されている問題を解決するために、LifeKeeperを停止することがあるかもしれません。そして中断した時点から階層の作成を続行する際に、任意の新しいリソースを作成するといったことが必要な場合があります。NFS 設定に必要な新しい LifeKeeper リソースの作成も可能です。
注記: 次のエラーメッセージの説明で、コマンドラインのみというのは、コマンドラインでコマンドを入力した場合にだけそのメッセージが表示されることを示しています。LifeKeeper GUI を使用している場合、そのメッセージは表示されません。さらに、階層作成の終わりに、リソースのリストアが開始されます。そのプロセス中に発生する可能性のあるメッセージとエラーについては、「リソース階層のリストア、停止、ローカルリカバリ時のメッセージとエラー」を参照してください。
106000 | Export point not specified | リソース階層を作成するときには、NFS ファイルシステムのエクスポートポイントを指定する必要があります。 コマンドラインのみ |
106001 | The path "EXPORT POINT" is not exported by NFS | 指定したエクスポートポイントが現在 NFS によってエクスポートされていません。 exportfs(8) を使用してパスをエクスポートし、パスが /var/lib/nfs/etab ファイルに含まれていることを確認します。 コマンドラインのみ |
106002 | create: The export point “EXPORTPOINT” on “server1” for client “CLIENT” either does not contain an FSID export option or the value is not unique. A unique FSID will be generated and "EXPORTPOINT" will be re-exported using the new FSID value. | LifeKeeper 保護下のすべてのエクスポートポイントでは、高可用性の NFS に固有の fsid=エクスポートオプションを使用する必要があります。選択したエクスポートは、この要件を満たしていなかったため、固有の値が生成されてから、選択したエクスポートポイントの再エクスポートが行われました。注記: 「*」または「world」のクライアントは、エクスポートポイントをすべてのクライアントが使用できることを示します。 |
106003 | Unable to create the export entry file for "EXPORT POINT" in LifeKeeper | 考えられる原因:
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106004 | The export point "EXPORT POINT" is not on a shared file system on server "SERVER" | エクスポートポイントが共有ファイルシステムのものか確認します。 コマンドラインのみ |
106005 | Unable to create the HA-NFS hierarchy "TAG" with child resource "TAG" on server "SERVER" | 他のエラーメッセージを参考にして、実行するべき処置を決定します。 |
106006 | Unable to remove entry for export point "EXPORT POINT" from /etc/exportson server "SERVER" | /etc/exports ファイルが存在しているか、読み込み可能かを確認します。 |
106014 | Usage: USAGE STRING | 誤った引数で実行されたコマンドの使用。コマンドラインのみ |
106016 | "REQUIRED SOFTWARE" cannot be found or does not have the expected permissions on server "SERVER" | NFS は、プライマリサーバとすべてのバックアップサーバにインストールする必要があります。 nfs-utils がインストールされていることを確認してください。 |
106019 | Executing command: "COMMAND" | このメッセージは、LifeKeeper が NFS デーモンを再起動するとき、またはエクスポートポイントをエクスポート、アンエクスポートするときに表示されます。問題が発生した場合、この情報が役に立ちます。 |
106020 | The generated id "nfs-/export" conflicts with an existing resource id | nfs または hanfs リソース用に内部で生成されたリソース ID は、重複しています。 |
106025 | An unknown error has occurred while running "newtag" on server "Server1" | hanfs リソースの nfs のタグを生成するためにコマンド newtag を実行しているときに、予想外のエラーが発生しました。 |
106026 | Adding dependency between HA-NFS resource "hanfs-/export" and filesysresource "export" on server "server1" failed. | 選択した hanfs リソースと filesys リソース間の依存関係の作成が、不明な理由で失敗しました。詳細については、出力を参照してください。 |
106027 | Open of "ABC" on server "SERVER" failed: "File not found" | 記述された理由により、ファイルを開けませんでした。 |
106029 | Unable to get exclusive lock on "/var/lib/nfs/rmtab" on server "SERVER" | ファイルの問題が示された 20 秒後に更新するための、排他ロックを /var/lib/nfs/rmtab 上に配置できません。 |
106031 | Re-export of "/export" to add FSID option failed on server "SERVER" | エクスポートポイント「/export」には fsid 引数が含まれておらず、引数を生成した後に再エクスポートしようとしましたが失敗しました。fsid 引数を手動で /etc/exports エントリに追加し、再エクスポートして、失敗内容を判別してください。 |
106032 | Dependent IP resource tag name not specified | NFS リソース階層を作成するときには、保護する IP アドレスのリソースタグを指定する必要があります。コマンドラインのみ |
106033 | Selected IP resource "TAG" does not exist on server “SERVER" | NFS リソースを作成する前に、指定のサーバに IP リソースを作成する必要があります。また、コマンドを入力するときに、IP リソースを正しく入力したか確認します。コマンドラインのみ |
106034 | Adding dependency between NFS resource "TAG" and IP resource "TAG" on server "SERVER" failed | NFS リソースを作成しているサーバで IP リソースが In Service か確認します。コマンドラインのみ |
106035 | Creation of HA-NFS resource "TAG" on server "SERVER" failed | 他のエラーメッセージを参考にして、実行するべき処置を決定します。 |
106036 | Adding dependency between IP resource "TAG" and HA-NFS resource "TAG" on server "SERVER" failed | HA-NFS リソースを作成するサーバで IP リソースが In Service か確認します。コマンドラインのみ |
106037 | Attempts to get exclusive lock on "/var/lib/nfs/rmtab" on server "SEVER" failed: "ABC" | 更新のために/var/lib/nfs/rmtab に排他ロックを配置できません。原因については、エラーメッセージを参照してください。 |
106038 | Unable to create directory "ABC" on server "SERVER": "ABC" | エクスポートされたファイルシステムでディレクトリを作成しようとしましたが、失敗しました。原因については、エラーメッセージを参照してください。 |
106039 | Open of "FILE" on server "SERVER" failed: “ABC” or Attempt to get exclusive lock on "FILE" on server "SERVER" failed: "ABC | ファイルを開くかファイルの排他ロックを取得しようとしましたが、失敗しました。原因については、エラーメッセージを参照してください。 |
106041 | The selected IP resource "ip-123.45.678.90" is not ISP on server "SERVER" | 選択した IP リソースはサーバに存在していますが、現在 In Service ではありません。サーバで IP リソースを In Service の状態にして、作成を再試行してください。コマンドラインのみ |
106045 | Unable to remove bind mount entry "TAG" on "SERVER". | サーバ上の /etc/fstab からバインドマウントエントリ TAG の削除を実行している間に予期しないエラーが発生しました。 |
106048 | Multiple NFS v4 root exports found on "SERVER". | 1 つの NFS v4 擬似ファイルシステムのみサポートされている SERVER で、複数の NFS v4 擬似ファイルシステムが見つかりました。 |
106050 | Unable to protect more than one NFS v4 export or a combination of NFS v4 and NFS v3 exports. | NFS v4 と NFS v2/v3 エクスポートの組み合わせの保護はサポートされません。 |
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