本セクションでは、 NFS v4 でのアクティブ / スタンバイ 設定の例を示します。この設定では、NFS を実行し、ファイルシステムをエクスポートしている Server 1 がアクティブと見なされます。 Server 2 は別の処理を実行します。Server 1 に障害が発生した場合、 Server 2 がファイルシステムへのアクセス権を獲得し、LifeKeeper のセカンダリ階層を使用して、クライアントがファイルシステムをアクセスできるようにします。
注記: アクティブ / スタンバイ設定では、 Server 2 でも NFS が実行されていることがありますが、他の NFS リソースは LifeKeeper によって保護されていません。
NFS v4 でのアクティブ / スタンバイ設定例
設定に関する注記:
- NFS ソフトウェアを両方のサーバにインストールしておく必要があります。
- 基礎ファイルシステム(File Systems A、B、C)は共有(または複製)ディスク上にマウントおよび存在している必要があります。
- バインドマウントは、作成前に完了しておく必要があります(/usr/local/bin を /export/bin にバインドおよび /usr/local/opt を /export/opt にバインド)。
- NFS エクスポートポイントは /export、/export/bin、および /export/opt です。
- エクスポートされたファイルシステムは、プライマリサーバとバックアップサーバの両方で同じマウントポイントにする必要があります。
- Server 2 は Server 1 がアクティブである間は、共有ディスク上のファイルとディレクトリにアクセスできません。
Server 1 でのリソース階層の作成
Server: | Server1 |
Export Point: | /export |
IP Tag: | ip-172.17.100.202 |
NFS Tag: | nfs-/export |
注記: エクスポートポイントの選択でバインド情報は自動的にピックアップされます。したがって、階層の作成および拡張において入力の必要はありません。
Server 2 へのリソース階層の拡張
Template Server: | Server1 |
Tag to Extend: | nfs-/export |
Target Server: | Server2 |
Target Priority: | 10 |
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