GUI 管理用の LifeKeeper サーバの設定

各 LifeKeeper サーバについて、以下の手順を実行してください。各手順には、詳細手順の参照先またはリンクがあります。

  1. 各サーバに、Java 実行時環境 (JRE) または Java ソフトウェア開発キット (JDK) をインストールする必要があります。必要な Java のバージョンおよび必要なダウンロードにアクセスするための URL については、SPS for Linux リリースノート を参照してください。注記: JRE は、SPS のインストールイメージファイルから、設定スクリプトを実行し、JRE のインストールのみを選択することでインストールできます (詳細については、SPS for Linux インストールガイド を参照)。
  1. 各サーバで、LifeKeeper GUI サーバを開始してください (GUI サーバの開始/停止 を参照)。 注記 : GUI サーバが後続の初期インストールを開始した後、LifeKeeper の開始と停止は、GUI サーバを含む LifeKeeper のすべてのデーモンプロセスの開始と停止を行います。
  1. root 以外のユーザに GUI の使用を許可するように計画している場合は、GUI ユーザの設定 が必要です。

GUI の実行

LifeKeeper の GUI は、以下の場所で実行できます。

    • クラスタ内の LifeKeeper サーバ
    • クラスタ外のリモートシステム

LifeKeeper クラスタ内のサーバで GUI の設定と実行を行う方法については、LifeKeeper サーバでの GUI の実行 を参照してください。

LifeKeeper クラスタ外のリモートシステムで GUI の設定と実行を行う方法については、リモートシステムでの GUI の実行 を参照してください。
 

GUI の設定

項目
説明
GUI のクライアントとサーバの通信 LifeKeeper GUI のクライアントとサーバは、通信に Java のリモートメソッド呼び出し (RMI) を使用します。RMI が正しく動作するためには、クライアントとサーバは解決可能なホスト名または IP アドレスを使用する必要があります。DNS が実装されていない場合 (または、他の名前のルックアップメカニズムを使用して名前が解決できない場合) は、クライアントとサーバのそれぞれについて、 /etc/hosts ファイルを編集し、他のすべての LifeKeeper サーバの名前とアドレスを含めてください。
GUI サーバの Java プラットフォーム

LifeKeeper GUI サーバには、Java 実行時環境 (JRE) - Java 仮想マシン、Java プラットフォームのコアクラス、およびサポートするファイル - をインストールする必要があります。JRE for Linux は、SPS for Linux インストールイメージファイルで提供されています (SPS for Linux インストールガイド を参照)。または、http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html から直接ダウンロードすることもできます (注記: このサイトから直接ダウンロードする場合は、バージョン 1.8 (x64) をダウンロードしてください。また、32bit の Java 実行時環境 (JRE) はサポートしていません)。

注記: デフォルトでは、LifeKeeper GUI サーバは、JRE が各サーバのディレクトリ /usr/java/jre1.8.0_51 にインストールされていると予測します。JRE が見つからない場合、GUI サーバはディレクトリ /usr/java/jdk1.8.0_51 から Java ソフトウェア開発キット (JDK) を探します。JRE または JDK を別のディレクトリの場所で使用する場合は、LifeKeeper のデフォルトファイル /etc/default/LifeKeeperPATH を編集し、Java インタープリタ java.exe を持つディレクトリを含めてください。このファイルの編集時に LifeKeeper が実行中である場合は、変更内容を認識させるために LifeKeeper GUI サーバを停止し、再起動する必要があります。再起動しない場合、LifeKeeper GUI は Java コマンドを見つけることができません。

Java リモートオブジェクトレジストリのサーバポート LifeKeeper GUI サーバは、各 LifeKeeper サーバ上の Java リモートオブジェクトレジストリ用にポート 82 を使用します。これにより、サーバは、典型的なファイアウォールの後にあるクライアントからの RMI 呼び出しをサポートできます。
LifeKeeper の管理 Web サーバ LifeKeeper GUI サーバには、クライアントのブラウザの通信用に管理 Web サーバが必要です。現在、LifeKeeper GUI サーバは、管理 Web サーバとして lighttpd Web サーバのプライベートコピーを使用しています。この Web サーバは、steeleye-lighttpd パッケージによりインストールと設定が実行され、他の Web サーバとの競合を避けるためにポート 81 を使用します。
GUI クライアントのネットワークアクセス LifeKeeper GUI クライアントには、LifeKeeper クラスタ内のすべてのホストへのネットワークアクセスが必要です。LifeKeeper GUI クライアントをブラウザ内で実行する場合、アプレットへのネットワークアクセスを可能にするためにセキュリティレベルを低下させる必要があります。セキュリティを低い値に設定した状態で、他のサイトを閲覧しないように注意してください (つまり、イントラネットまたは信頼できるサイトについてのみセキュリティ設定を変更する)。

GUI の制限

項目
説明
GUI の相互運用性の制限 LifeKeeper for Linux クライアントは、Linux サーバ上の LifeKeeper の管理にのみ使用できます。LifeKeeper for Linux の GUI と LifeKeeper for Windows は、同時には使用できません。

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