LifeKeeper for Linux は次の仮想化環境で使用することができます。

仮想環境 バージョン
VMware vSphere 7.0, 8.0, 8.0U1, 8.0U2, 8.0U3, 9.0
VMware Cloud on AWS SDDC 1.19以降
KVM RHEL 8.10以降およびRHEL 9.0以降、ならびにOracle Linux(RHCK/UEK)8.10以降およびOracle Linux 9.0以降のバージョンのみをサポートし、その他のディストリビューションは対象外です。
Nutanix Acropolis Operating System (AOS) 6.10,7.0,7.3,7.5

(*) Nutanix Cloud Clusters (NC2) on AWS 環境もサポート対象です。
Hyper-V Windows Server 2022, 2025
Red Hat OpenShift Virtualization 4.17以降

各環境に依存した制限や留意事項の詳細は後述「使用環境に関する制限・留意事項」のセクションを確認してください。

使用環境に関する制限・留意事項

VMware vSphere

vSAN は以下の VMware vSphere のバージョンでご利用いただけます。

  • VMware vSphere 8.xおよび9.x

vSANではRDM(Raw Device Mapping)は利用できません。

VMware vMotionおよびStorage vMotionをご利用いただけます。ただし、以下の制限があります

  • RDMを共有ストレージとして使用する場合でも、vMotionはサポートされます。LifeKeeperがRDMでSCSI Reservationを使用する場合は、RDMが別のホストおよび経路から接続できるように環境を設定する必要があります。
  • Recovery Kit for VMDK as Shared Storageを使用する構成では、LifeKeeperで保護されているディスクをStorage vMotionを使用して移動することはできません。

vSANデータストア構成

vSANデータストア上でLifeKeeperを構成する際の主な考慮点について説明します。

vSAN環境の前提条件

LifeKeeper for LinuxをvSANデータストア上で運用する際は、VMware vSAN環境が以下の要件を満たしていることを前提とします。

  • vSANクラスタの健全性
    vSANクラスタがVMwareのベストプラティクスに従って構成され、正常な状態で運用されている
  • ネットワークの冗長化
    vSANネットワークがチーミング等で冗長化構成になっている

運用上の留意点

  • vSANデータストア上のVMDKにLifeKeeperのリソースを構成する場合、基本的なフェイルオーバー動作は一般的な共有ディスク構成に準じます。
  • vSANクラスタの健全性監視や、vSANデータストアに関するトラブルシューティングは、VMware社の公式ドキュメントに準じて実施してください。

適用範囲と制限事項

  • vSAN クラスタで APD事象(*) が発生している期間中のフェイルオーバー動作は、本製品のサポート範囲には含まれません。
    ※APD 事象とは、vSAN ネットワーク経路が全面的に遮断され、VMware vSphere により All Paths Down と判定された状態を指します。

VMware Cloud on AWS

VMware Cloud on AWSではvSANが利用できます。
Reservationを使用しない共有ディスク(別途 IOフェンシングの対応 が必須)、およびDataKeeperが利用できます。

KVM

構成上の要件

ストレージ要件

共有データ領域として共有ストレージ及びDataKeeperの利用が可能です。ただし、以下の要件を満たす必要があります。

  • 仮想デバイス設定
    • バスインターフェースにはscsi、コントローラにはvirtio-scsiを使用すること
      • libvirtのXMLドメイン定義ファイルの設定例
        • <target dev='sdd' bus='scsi'/>
        • <controller type='scsi' index='0' model='virtio-scsi'/>
  • LifeKeeper設定
    • SCSI Reservationを無効にすること

ネットワーク要件

LifeKeeperのコミュニケーションパスおよびIPリソースに利用するネットワークは以下の要件を満たしてください。

  • Linuxブリッジネットワークであること
  • ネットワークインターフェイスコントローラーのモデルがvirtioであること

Hyper-V

共有データ領域として共有ストレージ及びDataKeeperの利用が可能です。
パススルーディスクによる共有ストレージを使用する場合には、ゲストOSと共有ストレージをHyper-V仮想ファイバーチャネル で接続するように構成してください。

共有ストレージにおいては、SCSI-3 Recovery Kitを使用することでSCSI Reservationをご利用いただけます。SCSI Reservationを利用しない構成にする場合には、スプリットブレイン対策としてQuorum/Witnessをご利用ください。

Windows ServerのHyper-V機能のライブマイグレーション、クイックマイグレーションをサポートしております。

また、Hyper-V フェイルオーバークラスタリングを構成したHyper-V仮想マシン内でLifeKeeperを使用する事はサポートしておりません。

可用性を高めるために、メンテナンス以外で1つのHyper-Vホスト上ですべてのLifeKeeperクラスタを稼働しないでください。

Hyper-V 環境でLifeKeeper をインストールした場合、LifeKeeperは自ノードをAzure環境として認識します。詳細や回避策は トラブルシューティング > 既知の問題と制限 > 「インストール」をご確認ください。

Red Hat OpenShift Virtualization

利用可能なOpenShift Virtualizationの機能

  • ライブマイグレーション
  • スナップショット
    • 取得時の注意点
      • DataKeeperを使用している場合はソースノードとターゲットノード間でデータの不整合が発生しないような手順でスナップショットを取得する必要があります。これを確実にするためにスナップショットを取得する場合は、全てのターゲットノードを停止し、必ず全ノードで同タイミングのスナップショットを取得してください。
    • 復元時の注意点
      • 復元前に全てのLifeKeeperクラスターノードを停止してください。
      • スナップショットから復元するとPVCが別のPVCに置き換わります。共有ディスクがアタッチされている場合は、最初に復元した仮想マシン以外は古いPVCのままか、何も指定されない状態になるため、同じPVCを手動で指定しなおす必要があります。

構成上の要件

ストレージ要件

LifeKeeperをインストールするディスク、およびLifeKeeperで保護するディスクの要件は以下の通りです。

  • ストレージクラスがocs-storagecluster-ceph-rbd-virtualizationであること
  • TypeがDiskであること
  • 共有ディスクをLifeKeeperで保護する場合は、両ノードのDisk名を同じにすること
  • Interfaceがvirtioであること
    • ただし共有ディスクを利用する場合のみInterfaceをSCSIとすること
  • LifeKeeperのSCSI Reservationを無効にすること

ネットワーク要件

LifeKeeperのコミュニケーションパスおよびIPリソースに利用するネットワークは以下の要件を満たしてください。

  • Linuxブリッジネットワークであること
  • ネットワークインターフェイスコントローラーのモデルがvirtioであること

クライアント要件

  • 想定するクライアントは同じOpenShift Virtualization上にあるVMやコンテナです。

制限事項

  • 以下のARKは利用できません。
    • LB Health Check Kit
    • プラットフォーム固有のARK
      • Recovery Kit for EC2
      • Recovery Kit for Route 53
      • Recovery Kit for Oracle® Cloud Infrastructure
      • VMDK as Shared Storage Recovery Kit
    • SAP関連のARK
      • Recovery Kit for SAP
      • Recovery Kit for SAP HANA
      • Recovery Kit for SAP MaxDB
      • Recovery Kit for SAP ASE
      • Recovery Kit for IBM MQ
    • 各マルチパスキット
  • Quorum/Witnessのtcp_remoteモード、およびstorageモードのblockタイプは利用できません。
  • LifeKeeperをインストールした仮想マシンを他の仮想化プラットフォームとOpenShift Virtualization間で移行することはサポートしません。
  • OpenShift Data Foundationに関連する障害ではLifeKeeperが期待通り機能しないことがあります。十分な冗長化とLifeKeeper以外での対処を推奨します。

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