概要

Recovery Kit for JP1/AJSは、日立製作所が開発している統合システム運用管理ソフト「JP1」に耐障害性のある保護を提供します。保護対象のJP1ソフトウェアに障害が発生した場合は、LifeKeeperはまず自身のプライマリーサーバーでリカバリーを試みます。そのリカバリーに失敗した場合は、スタンバイサーバーにフェイルオーバーします。なお、JP1ソフトウェアが使用する以下のリソースはそれぞれ適切なRecovery Kit(RK)によって保護します。

JP1ソフトウェアが使用するリソース 保護に使用するRK
共有ファイル Recovery Kit for File System
JP1の論理ホスト名に紐づく仮想IPアドレス Recovery Kit for IP Address

Recovery Kit for JP1/AJSが保護できるJP1製品は以下の通りです。

  • JP1/Base
  • JP1/Automatic Job Management System 3 Manager(JP1/AJS3 – Manager)
  • JP1/Automatic Job Management System 3 Agent(JP1/AJS3 – Agent)

JP1/AJS3 – Managerを保護する場合のリソース階層は以下の様になります(ファイルシステムリソースの下位リソースは省略しています)。

JP1/AJS3-Manager Resource
    + JP1/Base Resource
        + IP Address Resource
        + File System Resource

JP1/AJS3 – Agentを保護する場合のリソース階層は以下の様になります(ファイルシステムリソースの下位リソースは省略しています)。

JP1/AJS3-Agent Resource
    + JP1/Base Resource
        + IP Address Resource
        + File System Resource

本書ではRecovery Kit for JP1/AJSの動作について説明します。LifeKeeperの一般的な用語、使用方法等については、「 LifeKeeper for Linuxテクニカルドキュメンテーション 」を参照してください。JP1については、JP1マニュアル を参照してください。

前提条件

  • IP Addressリソースとファイルシステムリソース階層(ファイルシステムリソースに必要な子リソースを含む)が必要です。JP1/AJSリソースを作成する前に、これらのリソースを作成しておいてください。ただし、LifeKeeper Single Server Protectionの場合、構成によっては不要となります。
  • ファイルシステムリソース階層のベースにNetwork Attached Storage(NAS)リソースを使用した構成は使用できません。
  • ファイルシステムリソース階層のベースにDataKeeperもしくはDRBDを使用する場合、同期レプリケーションに設定してください。
  • ファイルシステムリソースで保護しているファイルシステム内にJP1/Baseをインストールしないでください。
  • JP1セットアップ時に指定する論理ホスト名は32バイト以内にする必要があります。これは、JP1をクラスター構成にする際の要請によるものです。

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