LifeKeeperはシステムの障害を監視し、稼動系に障害が生じた場合に待機系に自動的に切り替えを行うことで、システムのダウンタイムを短縮し、ビジネス損失を最小限にするHAクラスターソフトウェアです。

LifeKeperの主な特徴

高可用性システムの提供 : LifeKeeperは大きく分けて以下の2種類の監視を提供し、障害と判断した場合には自動的に稼働系ノードから待機系サーバーにサービスの提供を切り替え(フェイルオーバー)を行い、サービスを早期に復旧し継続するための機能を提供します。

  • ノード監視
    HAクラスターを構成するノード間で定期的な通信(ハートビート通信)を行い、その応答の有無を確認することによりサーバーが動作しているかの監視を行っています。ハートビートの応答が確認できずノードが停止していると判断した場合、リソースのフェイルオーバーを行います。
  • リソース監視
    LifeKeeperは、アプリケーション、ファイルシステム、ネットワークといったサービスに必要な資源(リソース)の健全性を監視しHAクラスター間で切り替える機能を提供します。リソースの監視機能は「Recovery Kit」というオプション製品によって提供します。リソースの監視により障害と判定された場合には、対象リソースの復旧の処理を開始します。

WebUIとCLIの提供 : LifeKeeper for Linux には、GUI (グラフィカルユーザーインターフェース) として LifeKeeper Web Management Console (LKWMC) が用意されています。LKWMC を使用すると、視覚的にわかりやすいインターフェースを通じて、HA クラスターの構築、状態確認、および管理を行うことができます。GUI で可能な操作は、CLI (コマンドラインインターフェース) からも実行でき、作業の効率化や自動化に活用できます。

物理・仮想・クラウド環境等の柔軟な環境への対応: オンプレミスの物理サーバーや仮想環境だけでなく、主要なパブリッククラウド環境で利用できます。

データーレプリケーション機能の提供 : オプション製品であるDataKeeperまたはRecovery Kit for DRBDを使用することによって、TCP/IPネットワークを通じリアルタイムにデータレプリケーションを行うことができます。LifeKeeperはレプリケーションされたディスクを使用し、共有ファイルシステムを構成することができます。これにより、物理的な共有ストレージがない環境でフェイルオーバー時のデータの一貫性を確保することができます。

LifeKeeperで保護可能なリソースタイプ

LifeKeeper for Linuxは、以下のような様々なシステムリソースに対して保護機能を提供します。

  • Application Suite
    JP1/Base / JP1/AJS3 Manager / JP1/AJS3 Agent
    WebSphere MQ/MQSeries
    SAP NetWeaver / SAP NetWeaver AS for ABAP / SAP S/4HANA Platform
  • Networking
    IP Address
    Network Load Balance On Microsoft Azure / Google Cloud / AWS
    Amazon EC2™
    Amazon Route53™
  • Database
    Db2
    Oracle
    PostgreSQL / FUJITSU Software Enterprise Postgres/ EnterpriseDB Postgres / PowerGres/ Symfoware
    MySQL
    SAP MaxDB
    SAP ASE
    SAP HANA
  • File Sharing / Data Transfer
    HULFT
    NFS Server
  • Shared Storage / Data Replication
    Multipath device(Device Mapper Multipath / HDLM)
    LVM
    NAS
    SCSI-3 Persistent Reservations (SCSI3)
    VMDK as Shared Storage
    Data Replication(DataKeeper / DRBD)
  • Filesystem
    ext3/ ext4 / vxfs / xfs /nfs
  • Web Server
    Apache Web Server

特定のアプリケーションの保護には、Recoveyr Kitを用いた設定が必要となります。Recovery Kitの種類と詳細については以下の各管理ガイドを参照してください。
Recovery Kit

Recovery Kitで保護対象とするアプリケーションには使用できるバージョンやエディションなどがあります。実際に導入を検討する際には以下のLifeKeeper for Linux認定情報を確認してください。
LifeKeeper for Linux認定情報

Recovery Kitがないアプリケーションやプロセスについては、「Quick Service Protection(QSP)」または、「Generic Aplication」を使用してLifeKepeerの保護下に置くことができます。

  • Quick Service Protection(QSP)はOSのserviceコマンドまたはsystemctlコマンドで起動 (start) ・停止 (stop) ができるサービスをLifeKeeperで保護することができます。QSPの詳細については以下のページを参照してください。
    Quick Service Protection(QSP)
  • Generic Aplicationはユーザー自身が開発したスクリプトを使用して保護対象リソースの制御を行うことができます。詳細については以下のページを参照してください。
    Generic Aplication

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