SIOS Protection Suite は、Flexera InstallShield 製品を使用して標準的なインストールインターフェースを提供します。クラスタ内のサーバごとにライセンスを取得してインストールする必要があります。

SIOS Protection Suite for Windows リリースノート を読んでから SIOS Protection Suite のインストールと構成を行うことを推奨します。

SIOS Protection Suite をインストールするためには、SIOS Protection Suite for Windows 製品とともに提供されるセットアッププログラムの実行が必要です。InstallShield ウィザードはまずはじめに LifeKeeper for Windows をインストールします。LifeKeeper のインストールが完了すると SIOS DataKeeper for Windows がインストールされます。各画面でセットアップ指示に従ってください。下記のいくつかの注意点があります。

LifeKeeper インストール時の注意事項

  • LifeKeeper ソフトウェアをインストールするには、管理者権限が必要です。管理者権限のないユーザもセットアッププログラムを実行することはできますが、セットアップ時に必要な特別な権限がないので、インストールはすぐに終了してしまいます。
  • LifeKeeper を共有ストレージにインストールすることはサポートされて いません 。各サーバのローカルディスクに個別にインストールする必要があります。
  • LifeKeeper のインストールプログラムから SUperior SU のインストールが呼び出されます。
  • デフォルトの LifeKeeper インストールパスは C:\LK です。このパスを変更することはできますが、スクリプトの問題があるため、 必ず空白を含まず、8 文字以内のパスを選択してください 。例えば、 C:\Program Files\LKC:\LifeKeeper は無効な選択であり、アプリケーションエラーが発生します。
  • LifeKeeper のインストール時に、DisableStrictNameCheckingDisableLoopbackCheck の 2 つの Windows レジストリが変更されます。どちらの変更も、別名を使用してサーバにアクセスするために必要です。

Setup Typeセットアップタイプ

Typical: LifeKeeper Core およびすべての Core リカバリキットがインストールされます (推奨)。注記: DHCP Media Sense for TCP/IP はデフォルトで無効になります。

Compact: LifeKeeper Core のみがインストールされます (Volume Recovery Kit を含む)。

Custom: LifeKeeper コンポーネントのリストから、コアファイル (必須)、IP Recovery Kit、DNS Recovery Kit、LAN Manager Recovery Kit、File Share Recovery Kit、Generic Application リカバリキット、および IIS Recovery Kit を選択してインストールできます。Customオプションでは以下の質問が表示されます。

Disable DHCP Media Sense for TCP/IP?
(DHCP Media Sense for TCP/IP を無効にしますか?)

Do you wish to start the LifeKeeper Services?
(LifeKeeper サービスを起動しますか?)

 
詳細は、下記の LifeKeeper サービスの起動 を参照してください。

 
ファイアウォール変更プロンプト (Windows 2008 以降)

ソースマシンとターゲットマシンのファイアウォールが正しく設定されていない場合、LifeKeeper は正常に動作しません。LifeKeeper のインストール時に、LifeKeeper に必要なファイアウォールの規則を設定するのに加えて、LifeKeeper に必要なその他のシステム設定を設定するかどうかの確認を求められます。インストーラによる変更を許可した場合は、手動でファイアウォールを設定する必要はありません。 

LifeKeeper では、以下のポート/プロセス/プロトコルを開く、または有効にする必要があります。

TCP ポート: 81、82、1500、3278、3279

プロセス: %LKROOT%\jre1.8.0_101\bin\java.exe

プロセス: %LKROOT%\jre1.8.0_101\bin\jp2launcher.exe

プロトコル: ICMP Echo

LifeKeeperサービスの起動

Customインストールオプションを選択した場合、Do you wish to start the LifeKeeper Services?が表示されます。通常は、システム起動時に LifeKeeper が自動的に起動するようにYesを選択してください。NO を選択すると、インストール後に LifeKeeper は起動せず、LifeKeeper サービスの [スタートアップの種類] は [手動] に設定されます。

いいえを選択した場合に後から LifeKeeper サービスを起動するには、Windows の [コントロール パネル] にある [サービス] ツールを使用してください。(LifeKeeper サービスと LifeKeeper External Interfaces サービスの両方を起動する必要があります)。また、[スタートアップの種類] を [自動] に設定するには、各サービスを右クリックして [プロパティ] を選択してから、[スタートアップの種類] オプションを [自動] に変更してください。これによって、システム起動時に常に LifeKeeper が起動するようになります。

質問: LifeKeeper サービスの起動に対して Noを選択するのは、どのような場合に意味を持ちますか。

回答: ステージング環境では、LifeKeeper サービスを起動しない方が便利な場合があります。ネットワークアドレスを構成する準備ができていないときに、クラスタの最終的なインストールの前に LifeKeeper をインストールしていくつかのシステムの間でレプリケーションを行う場合です。

説明: LifeKeeper を初めて起動すると、システムのネットワーク構成情報が LifeKeeper 構成データベース (LCD) に書き込まれます。LifeKeeper を起動した後にネットワーク構成を変更した場合は、コミュニケーションパスとリソース階層を削除して再作成する必要があります。そのため、インストール時に LifeKeeper サービスを起動しないように選択することで、LifeKeeper および関連リカバリキットをインストールしてからネットワークを構成することができます。

DataKeeper インストールノート

LifeKeeper のインストールが完了すると、InstallShield ウィザードは SIOS DataKeeper for Windows のインストールを開始します。インストールする DataKeeper の機能を選択するよう促されます。通常のインストールでは両方の機能が含まれています。

DataKeeper サーバーコンポーネントのインストール時:

  1. ファイアウォール設定
  1. DataKeeper Service log on を選択する。

Domain or Server account を選択すると、DataKeeper Service log on ID および Password の入力が必要となります。

  1. License Manager からライセンスのインストール を行ってください。

サーバを再起動し、DataKeeper の使用を開始してください。DataKeeper の使用に関する情報については DataKeeper テクニカルドキュメンテーション を参照してください。

SIOS DataKeeper User Interface および Server Components の機能 は個々にインストールすることが可能で、今回インストールしなかった機能を後でインストールすることも可能です。

重要: SIOS DataKeeper User Interface の機能およびターゲットスナップショット機能を使用するためには Microsoft MMC 3.0 と Microsoft .NET Framework 3.5 SP1 が必要です。 .NET Framework は www.microsoft.com/net からダウンロードすることができます。これらの正しいバージョンがインストールされる前に SIOS Protection Suite Edition のインストールが実施されるとエラーが表示されインストールが中断されることがあります。 SIOS Protection Suite Edition をアンインストールし SIOS Protection Suite Edition のインストール処理を再度実施する必要があります。

LifeKeeper および DataKeeper for Windows でアンチウィルスソフトウェアを使用する場合の除外リスト

LifeKeeper と DataKeeper でアンチウィルスソフトウェアを使用する場合、以下のものをウィルスチェックの対象から除外する必要があります。

  • SPS の場合: C:\LK\* ディレクトリ(または LifeKeeper がインストールされているフォルダ)
  • DataKeeper の場合: C:\Program Files (x86)\SIOS\DataKeeper\directory (または DataKeeper がインストールされているフォルダ)
  • ビットマップファイルの格納場所 (デフォルトの格納場所は c: ドライブですが、移動されている場合もあります – C:\Program Files (x86)\SIOS\DataKeeper\Bitmaps)

これらの場所にはすべての実行ファイルが含まれているため、ウィルス対策ソフトウェアによって隔離されると LifeKeeper または DataKeeper が動作不能になることがあります。

LifeKeeper と DataKeeper が使用するレジストリキーのリストはこちら にあります。

また、UpperFilters レジストリキーは次の場所にあります。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Class\{71A27CDD-812A-11D0-BEC7-08002BE2092F}

LifeKeeper と DataKeeper の両方を使用する場合、UpperFilters キーの内容は "NCR_LKF ExtMirr" にしてください。

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