LifeKeeper for Windows
リリースノート
バージョン 8.10.1
リリース日:2024/7/11
重要!!
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はじめに
このリリースノートは、LifeKeeper for Windows 製品をインストール、設定、管理するユーザーのために提供され、バージョン要件、説明と手順、製品の制限および既知の問題などの重要な情報を含んでいます。LifeKeeper ソフトウェアをインストールし、設定する前に、このドキュメントを確認することが重要です。
クイックリンク
このリリースの新機能 バグの修正 廃止された機能 製品要件 システム要件 オプションリカバリーキット GUI 要件 テクニカルノート 既知の問題 よくある質問 |
LifeKeeper の製品説明
LifeKeeper for Windows は、ミッションクリティカルなデータおよびアプリケーションを保護するためのHAクラスタリング機能と、データレプリケーション機能を統合した製品です。LifeKeeper for Windows、DataKeeper for Windows、オプションの Application Recovery Kitが含まれます。
LifeKeeper for Windows
LifeKeeper for Windowsは、SIOS Technology Corp.の伝統であるミッションクリティカルなアプリケーションのための世界クラスの信頼性を提供することを続けています。LifeKeeper for Windows は、高可用性プラットフォームにおける10年以上の経験を生かし、アプリケーションを監視・復元するために、複数のサーバーをクラスタ化する機能を顧客に提供することで、高可用性プラットフォームを実現します。障害発生時に、LifeKeeperはすべてのネットワークインターフェイス、データおよびアプリケーションを回復します。回復は自動的に行われ、クライアントには透過的であるため、ダウンタイムとビジネスの損失を最小限に抑えることができます。
LifeKeeper for Windows は、システムまたはアプリケーションの障害発生時だけでなく、計画的なダウンタイムにも継続的な運用を可能にします。LifeKeeper for Windowsで、一般的なメンテナンス作業やアップグレードに必要なダウンタイムを大幅に削減または排除することができます。
DataKeeper for Windows
SIOS DataKeeperは、高度に最適化されたホストベースのレプリケーションソリューションで、ネットワーク上のソースサーバーから1つまたは複数のターゲットサーバーにデータをできるだけ速く、できるだけ効率的にレプリケートすることを保証します。
LifeKeeper for Windows Version 8 の新機能
製品 | 説明 |
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LifeKeeper Core |
Amazon FSx for NetApp ONTAPをサポート開始しました。(2024年11月認定) |
VMware vSphere 8.0 Update3をサポートしました。(2024年8月認定) | |
LifeKeeperにバンドルされているPerlがv5.32.1にアップグレードされました(詳細については Perl 5.8.8からPerl 5.32.1へのアップグレード を参照してください) | |
LifeKeeperにバンドルされているOpenJDKがv21.0.2にアップグレードされました | |
LifeKeeperにバンドルされているOpenSSLがv3.0.13にアップグレードされました | |
LifeKeeperにバンドルされているCurlがv8.7.1にアップグレードされました | |
Java RMISecurityManagerの使用を停止しました | |
LifeKeeperは、親リソースがOSUの場合でも、子リソースのチェックを実行するようになりました | |
SIOSソフトウェアを導入する際のセキュリティを強化するために、LifeKeeperバイナリのコード署名を更新および強化しました | |
DataKeeper |
DataKeeperは既存のジョブ情報を使用して、ローカルホストにIPが存在しないかどうかを検出し、DK GUI、EMTray、DKHealthCheckでユーザーに警告します |
AlphaVSSパッケージがv2.0.3にアップグレードされました | |
Log4netパッケージがv2.0.17にアップグレードされました | |
PostgreSQL Server Recovery Kit |
FUJITSU Software Enterprise Postgres 16 SP1をサポートしました。(2024年12月認定) |
FUJITSU Software Enterprise Postgres 16をサポートしました。(2024年11月認定) | |
PostgreSQL 17のサポートを開始しました。(2024年11月認定) | |
Recovery Kit for EC2™ |
AWSのシングルAZ構成をサポートしました(2024年9月認定) |
Amazon EC2インスタンスにてInstance MetaData Service (IMDS) version 2の利用が可能になりました | |
Recovery Kit for Route53™ | AWSのシングルAZ構成をサポートしました(2024年9月認定) |
Oracle Recovery Kit |
Oracle RKがWindows認証を使用できるようになりました |
バグの修正 | |
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LifeKeeper Core |
vSphere 8.0 Update1、Update2をサポートしました。(2024年5月認定) |
切替可能なIPリソースにローカルIPを使用できるようにしました。 | |
AmazonEBS暗号化をサポートしました。 | |
DataKeeper |
AmazonEBS暗号化をサポートしました。 |
同期ミラーのパフォーマンスが向上しました。 | |
Load Balancer Health Check (LBHC) Recovery Kit | ロードバランサーヘルスチェック(LBHC)がアプリケーションリカバリーキットとして利用できるようになり、LifeKeeper for Windows v8.10.0 のインストール時に含まれます。 |
Quick Service Protection Recovery Kit (QSP) | 別途入手インストールが必要だったQuick Service Protection Recovery Kitが、LifeKeeper for Windows v8.10.0のインストール時に含まれるようになりました。
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PostgreSQL Server Recovery Kit | LifeKeeper for Windows は PostgreSQL16のサポートを開始しました。サポートされる構成の詳細については、 サポートマトリックス を参照してください。 |
EnterpriseDB PostgreSQL Advanced Server v16のサポートを開始しました。サポートされる構成の詳細については、 サポートマトリックス を参照してください。 | |
Oracle Recovery Kit | Oracle Home をローカルディスクなどの非共有ディスクにインストールする構成をサポート開始しました。 |
Load Balancer Health Check (LBHC) Recovery Kit | AWS でロードバランサーを使用した構成をサポート開始しました。 (2024 年 2 月提供開始) |
バグの修正 | |
バージョン 8.9.2の新機能 | |
LifeKeeper Core | Oracle Cloud のサポートを開始しました。 |
VMware vSphere 8のサポートを開始しました。サポートされる構成の詳細については、サポートマトリックス を参照してください。 | |
Quick Service Protection Recovery Kit | Windows サービスを簡単かつ迅速に保護するための簡略化された方法を提供する、新しい LifeKeeper for Windows アプリケーションリカバリーキットが追加されました。 (2023 年 8 月提供開始) |
PostgreSQL Server Recovery Kit | PostgreSQL 15 のサポートを開始しました。詳細については サポートマトリックス を参照してください。 |
EnterpriseDB v15 のサポートを開始しました。詳細については サポートマトリックス を参照してください。 | |
Fujitsu Enterprise Postgres 15 のサポートを開始しました。(2023年11月認定) 詳細については サポートマトリックス を参照してください。 |
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バグの修正 | |
バージョン 8.9.1 の新機能 | |
LifeKeeper Core | AWS クロスリージョン構成のサポートを開始しました。 |
Microsoft SQL Server 2022 をサポートしました。 (2023 年 5 月認定) | |
Server 2012 および Client 10より古い Windows オペレーティングシステムのサポートを終了しました。 | |
DataKeeper Core | AlphaVSS と IronPython をそれぞれ最新バージョンの 2.0.0 と 2.7.12 にアップグレードします。 |
ボリュームが縮小または拡張されたときに、報告されたサイズを自動的に更新します。 | |
Server 2012 および Client 10より古い Windows オペレーティングシステムのサポートを終了しました。 | |
DataKeeper GUI | 接続中のサーバーで自動でページファイルを管理するようになっている場合、DK GUIに警告を表示するようにしました。 |
サーバーの概要ページにボリュームの合計バイト列を追加しました。 | |
サイズ変更後にターゲット ボリュームが小さすぎる場合、DK GUI に警告が表示されるようになりました。 | |
ミラー作成ダイアログにボリューム サイズを表示します。 | |
“システム管理” ページ ファイルで構成されたシステムにミラーリングされたボリュームがある場合、ユーザーシステムは通知を受け取ります。 | |
PostgreSQL Server Recovery Kit | FUJITSU Software Enterprise Postgres 14 のサポートを開始しました。詳細については サポートマトリックス を参照してください。 |
バグの修正 | |
バージョン 8.9 の新機能 | |
SIOSは、2024年1月9日に Microsoft Windows Server 2008 R2 Enterprise and DataCenter Editions のサポートを終了します。 LifeKeeper for Windows Version 8.9.0 は、Microsoft Windows Server 2008 R2 Enterprise and DataCenter Editions をサポートする最後のバージョンです。現在、Azure のみサポートされています。それ以降のリリースは、Microsoft Windows Server 2008 R2 のインストールとアップグレードをサポートしません。 |
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LifeKeeper Core | Quorum 機能が追加されました。 |
I/O Fencing のサポートを開始。 | |
Man ページに記載の “volume” コマンドは新しい I/O Fencing 機能の一部となるため、削除されました。DataKeeper EMCMD を使用して LifeKeeper volume.exe を置き換える を参照して下さい。 | |
バグの修正 | |
バージョン 8.8.2 の新機能 | |
LifeKeeper Core | Windows Server 2022 のサポートを開始。 |
Windows 11 のサポートを開始。 | |
PostgreSQL Server Recovery Kit | PostgreSQL 14 のサポートを開始。サポートされる構成の詳細については、サポートマトリックス を参照してください。 |
EnterpriseDB v14 のサポートを開始。サポートされる構成の詳細については、サポートマトリックス を参照してください。 | |
Oracle Recovery Kit | Oracle 21c のサポートを開始。 |
ExtMirrSvc.exe のメモリーリーク問題を修正しました。詳細については 重要なお知らせ を参照してください。 | |
バージョン 8.8.1 の新機能 | |
バグの修正 | |
バージョン 8.8.0 の新機能 | |
Recovery Kit for EC2(™) | Recovery Kit for EC2(™) の提供を開始。プライマリーノードからバックアップノードへの切替えの際、 Elastic IP をバックアップノードに復旧する仕組みを提供。また、複数のAvailability Zoneで IP Recovery Kit を動作可能にする仕組みも提供。 |
Recovery Kit for Route 53(™) | Recovery Kit for Route 53(™) の提供を開始。プライマリーノードからバックアップノードへの切替えの際、 Amazon Route 53 の DNS 情報を更新する仕組みを提供。 |
バグの修正 | |
バージョン 8.7.2 の新機能 | |
LifeKeeper Core | OpenJDK15 のサポート、製品への同梱を開始。 |
VMware vSphere 7.0 のサポートを開始。サポートされる構成の詳細については、サポートマトリックス を参照してください。 | |
Oracle Recovery Kit | Oracle Pluggable Database のサポートを開始。 |
PostgreSQL Server Recovery Kit | PostgreSQL 13 のサポートを開始。サポートされる構成の詳細については、サポートマトリックス を参照してください。 |
PostgreSQL 12 のサポートを開始。サポートされる構成の詳細については、サポートマトリックス を参照してください。 | |
EnterpriseDB v13 のサポートを開始。サポートされる構成の詳細については、サポートマトリックス を参照してください。 | |
バグの修正 | |
バージョン 8.7.1 の新機能 | |
バグの修正 |
バグの修正
下記は、本バージョンで修正されたバグおよび拡張機能の一覧です。
バグ | 説明 |
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PW-4551 | キャッシュ共有設定が保存され、スイッチオーバー/スイッチバック時にリストアされるようになりました。 |
PW-7297 | IISリカバリーキットは、リソースリストアアクションが完了する前にサイト接続を確認するようになりました |
PW-7584 | 古いQuorum検証フラグによるLifeKeeperの起動ハングを回避します |
PW-7701 | ノードが強制終了された場合でもLifeKeeperのセーフティチェックが成功してしまう問題を修正しました |
PW-8822 | QuorumルーチンにLifeKeeperロックを含めます |
PW-8867 | COMM_UPが完了したと報告する前に、LifeKeeper quorumがISP(設定されている場合) である必要があります |
PW-8869 | LifeKeeperのCOMM_UPイベントとCOMM_DOWNイベントの同時発生を抑止しました |
PW-9021 | Windows OSのアップグレード中にAWS PAYG AMIサブスクリプション機能が無効になる問題を修正しました |
PW-9191 | AWSで実行しているときにDataKeeperサービスがクラッシュする可能性がある問題を修正しました |
PW-9289 | Route53 リカバリーキットでのクイックチェックログの頻度を減らしました |
PW-9391 | 不要なIAM権限が不足しているために ECCリソースの作成が妨げられる可能性がある問題を修正しました |
PW-9417 | BlockWritesOnLimitsReached設定の処理を改善しました |
PW-9520 | サービス名に特殊文字をさらに含めたサービスを保護できるようにします |
PW-10550 | 予期しない接続データがDataKeeperサーバーに送信されたときにシステムクラッシュ問題を修正しました |
LifeKeeper for Windows v8 で廃止になった機能
製品 | 説明 | |
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Lifekeeperの全てのバージョンでMicrosoft Windows Server 2012/2012 R2のサポートを廃止(2024年10月10日) | ||
LifeKeeper Core | Hyper-V 2012R2のサポートを廃止 | |
Windows Server 2012、および2012 R2 Standard EditionとDataCenter Editionのサポートを廃止。 | ||
PostgreSQL Recovery Kit | PostgreSQL 11のサポートを廃止 | |
バージョン 8.9.2 で廃止された機能 | ||
なし | ||
PostgreSQL Recovery Kit | PostgreSQL 11のサポートを廃止 | |
バージョン 8.9.1 で廃止された機能 | ||
Windows Server 2008 R2 Enterprise および DataCenter Editionsのサポートを廃止 | ||
LifeKeeper Core | Hyper-V Server 2008 R2 のサポートを廃止 | |
Microsoft SQL Server Recovery Kit | Microsoft SQL Server 2008 R1のサポートを廃止 | |
Microsoft SQL Server 2008 R2のサポートを廃止 | ||
Microsoft SQL Server 2012のサポートを廃止 | ||
PostgreSQL Recovery Kit | PostgreSQL 10のサポートを廃止 | |
Oracle Recovery Kit | Oracle 12cのサポートを廃止 | |
Oracle 12c Release 2のサポートを廃止 | ||
Oracle 18cのサポートを廃止 | ||
バージョン 8.9で廃止された機能 | ||
PostgreSQL Recovery Kit | PostgreSQL 9.6のサポートを廃止 | |
Oracle Recovery Kit | Oracle 11g Release 2 のサポートを廃止 | |
LifeKeeper Core | Windows 7 のサポートを廃止 | |
Windows 8 のサポートを廃止 | ||
バージョン 8.8.2 で廃止された機能 | ||
なし | ||
バージョン 8.8.1 で廃止された機能 | ||
なし | ||
バージョン 8.8.0 で廃止された機能 | ||
なし | ||
バージョン 8.7.2 で廃止された機能 | ||
なし | ||
バージョン 8.7.1 で廃止された機能 | ||
なし | ||
バージョン 8.7.0 で廃止された機能 | ||
なし | ||
バージョン 8.6.4 で廃止された機能 | ||
なし | ||
バージョン 8.6.3 で廃止された機能 | ||
DataKeeper | LifeKeeper for Windows からデータリワインド機能を削除。 |
LifeKeeper for Windows の製品要件
要件 | |
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LifeKeeper for Windows サーバーコンポーネント | クラスターを構成する全てのサーバーは、同一のオペレーティングシステムを利用する必要があります。サポートするオペレーティングシステムについて詳細は、LifeKeeper for Windows サポートマトリックス を参照してください。なお、LifeKeeper for Windows は 64 ビットプラットフォーム(x64, Itaniumを除く)にのみ対応しています。 注意:LifeKeeper for Windows を Windows Server 2008 にインストールする場合、以下のシステム設定の変更を確認するダイアログボックスが表示されます。その時点で設定を変更しない場合、インストールが終了後に手動で変更する必要があります。
Microsoft FTP Service 7.5 for IIS 7.0 を実行するシステムでLifeKeeper for Windows を使用する場合は、Windows Server 2008 R2 以降が必要です。 Windows サーバーがドメイン内にない場合は、ローカルセキュリティポリシー設定 [ネットワークアクセス: Everyone アクセス許可を匿名ユーザーに適用する] を有効にする必要があります。サーバーがドメイン内にある場合、この設定は必要ありません。 |
LifeKeeper for Windows ユーザーインターフェースコンポーネント |
サポートするオペレーティングシステムについて詳細は、LifeKeeper for Windows サポートマトリックス を参照してください。 追加ソフトウェアとして、MMC 3.0 が必要です。 |
仮想化環境 | 仮想マシン内で起動するゲスト OS は サポートマトリックス に記載のバージョンを利用する必要があります。 上記のオペレーティングシステムは以下の仮想プラットフォーム上で動作するゲストとしてサポートされています。
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メモリー | 使用しているオペレーティングシステム のメモリー要件に従ってください。LifeKeeper for Windows の実行に必要なメモリー容量に加え、ユーザーアプリケーションの実行に必要なメモリ容量も考慮する必要があります。 |
通信ポート | デフォルトでは、以下のポートの通信を許可してください。
これらのポートが既存のアプリケーションと競合する場合、SIOS\LIFEKEEPER\JAVAGUI\SERVER レジストリキーの RMI_PORT または WEB_PORT エントリーを編集することで、使用するポートを変更できます。 |
ライセンス | LifeKeeper for Windows を実行するサーバーごとに 1 つのライセンスが必要です。これは物理サーバーと仮想サーバー、いずれも同様です。 |
LAN Manager Recovery Kit | 「LAN Manager リソースの起動要件として、「 Microsoft ネットワーク用ファイルとプリンタ共有 」コンポーネント (lanmanserver) を Windows サーバーにインストールする必要があります。また、NetBIOS を有効にする必要があります。 |
DataKeeper のシステム要件
DataKeeper のシステム要件 | |
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メモリー | 1 GB RAM |
プロセッサー | Windows Server プロセッサーの要件 を参照してください。 |
ディスクサイズ | インストールに必要な容量は 53 MB です。 |
LifeKeeper のシステム要件
最低条件 | |
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メモリー | 1 GB RAM |
プロセッサー | Windows Server プロセッサーの要件 を参照してください。 |
ディスクサイズ | インストールに必要な容量は 750 MB です。 |
オプションリカバリーキット
LifeKeeper for WindowsとともにオプションのApplication Recovery Kitを使用する場合は、ソフトウェアライセンスキーが必要です。Application Recovery Kit がサポートするソフトウエアの要件は、LifeKeeper for Windowsサポートマトリックス を参照してください。
GUIの要件
LifeKeeper for Windowsでは、各サーバーにJava Runtime Environment (JRE) をインストールする必要があります。64ビットのWindows Java OpenJDKがLifeKeeper for Windows Coreソフトウェアとともにインストールされます。Java OpenJDKはLifeKeeper GUIサーバーおよびGUIアプリケーションコンポーネントについて十分にテストされています。
LifeKeeper for Windows のインストールおよび削除
LifeKeeper for Windows は InstallShield を使用して標準のインストールインターフェースを提供しており、 標準、コンパクト、カスタム の3種のインストールオプションを選択できます。LifeKeeper for Windows のインストール、削除、アップグレードの詳細については、LifeKeeper for Windows インストレーションガイド を参照してください。
テクニカルノート
lkstart
このプログラムは、コンソールから実行されると、LifeKeeper が実行されていない場合に現在のシステム上で LifeKeeper を起動します。 lkstart を実行すると、LifeKeeper デーモンが停止した場合に再起動されるように、LifeKeeper デーモンに属する %LKROOT%\etc\LKinit.config ファイルのエントリーが修正されます。
–w オプションを使用すると、タイムアウト間隔を変更できます。waitperiod には、秒数を指定します。起動前の wait period (待機時間) を指定するには –w 引数を使用します。
LifeKeeper サービスは、管理ツールにある Microsoft Services mmc を使用して起動することも、コマンドプロンプトから “sc start LifeKeeper” または “net start LifeKeeper” のいずれかを使用して起動することもできます。
LifeKeeper for Windows が保護するボリュームに対する CHKDSK.EXE の実行
Microsoft は、正常にシャットダウンされなかったボリュームに対し chkdsk.exe ユーティリティーを実行して、ファイルシステムまたはディスクのエラーチェックと修正を行うことを推奨しています。しかしエラーの程度によっては、ユーティリティーの処理完了まで非常に長い時間を要する場合があります(ボリュームの完全なチェックには数時間~数日かかることもあります)。 また、ボリュームのチェック中にシステムがハングする可能性もあります。これらの理由から、LifeKeeper for Windows の保護対象のボリュームに対してはchkdsk.exeユーティリティーを実行しません。LifeKeeper for Windows は、ボリュームの使用を開始する前に Microsoft の chkntfs.exe ユーティリティーを実行し、ボリュームがダーティーでないかチェックします。保護されているボリュームがダーティーであるとみなされると、LifeKeeper for Windows はイベントログにエラーを記録します。
LifeKeeper for Windows の保護対象のボリュームに対しては、管理者が定期的に chkdsk.exe を実行することを推奨します。 その際は、事前にボリュームリソースを使用しているすべてのアプリケーションを終了してください。
ファイバーチャネル上のコミュニケーションパス
共有ストレージを使用して LifeKeeper for Windows クラスターを構築する場合、クラスターのノード間でコミュニケーションパス通信を常時可能にしておくことが重要です。コミュニケーションパスは、TCP 通信プロトコルを使用して作成します。TCP コミュニケーションパスは、通常、イーサネットネットワークデバイス上に構築されます。ただしLifeKeeper for Windows では、TCP プロトコルを実行できる接続であればどのような種類でも使用できます。ファイバーチャネル SAN を使用して共有ストレージクラスターを作成している場合は、LifeKeeper for Windows コミュニケーションパスとしてファイバチャネル SAN を使用することができます (望ましいです)。
QLogic は、QLogic ファイバーチャネルストレージアダプターで TCP/IP プロトコルを実行することもできるように、Windows 用のミニポートドライバと IP ドライバーを提供しています。これにより、QLogic ファイバチャネルアダプターは、実質的にストレージアダプターおよびネットワークアダプターとして動作できるようになります。このドライバーが用意されていれば、QLogic カードは他のネットワークカードと同様に、標準のネットワーク設定技法を使用して設定できます。
QLogic のドライバは、 こちら からダウンロードできます。
LifeKeeper for Windows で iSCSI ストレージを使用する
LifeKeeper for Windows では、保護対象の共有ストレージとしてiSCSI ストレージを使用できます。その場合、クラスター内のすべてのサーバーイニシエーターがそのディスクにアクセスできるよう、 iSCSI ターゲットデバイスを設定する必要があります。iSCSI ストレージデバイスのベンダーは、iSCSI デバイスの設定に必要なインターフェースとコマンドを提供しています。
Microsoft iSCSI Initiator サービス (MSiSCSI) への依存関係を LifeKeeper サービスに追加する必要があります。これにより、LifeKeeper が共有ボリュームにアクセスしようとする前に、そのボリュームを使用できるようになります。LifeKeeper サービス用に MSiSCSI への依存関係を作成するには、レジストリエディタ “regedt32.exe” を使用して、 HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\LifeKeeper で LifeKeeper サービスを表すサブキーを選択します。サービスキーは “DependOnService” という値名で “EISM” という値を 1 つ持っています。値名 “DependOnService” をダブルクリックして編集のために開きます。ダイアログボックスが表示されたら、新しい行に Microsoft iSCSI Initiator サービスのサービス名 “MSiSCSI” を追加して、 [OK] をクリックします。
依存関係が作成されたことを確認するには、 [管理ツール] > [サービス] から MMC スナップインを開きます。LifeKeeper サービスに移動してダブルクリックすると [プロパティ] ダイアログボックスが表示されます。ダイアログボックスが表示されたら、 [依存関係] ページに移動して、 [このサービスが依存するシステムコンポーネント] フィールドに “LifeKeeper External Interface” と共に “Microsoft iSCSI Initiator” サービスがリストされていることを確認します。
クイックチェックとディープチェックのシステム負荷に関する考慮事項
LifeKeeper for Windows は、システム内の保護対象リソースごとに個別の監視用スレッドを起動します。これらのスレッドは互いに独立して動作します。通常、 クイックチェック とディープチェック のスクリプト実行によるシステム負荷はランダムに分散されます。LifeKeeper for Windows は、 クイックチェック とディープチェック が同一リソースに対して同時に実行されるように予定されている場合に、 クイックチェックの実行をスキップすることでリソース監視による負荷を分散するという処理も行っています。ただし、チェックの負荷はランダムに分散されるため、リソース監視によるシステム負荷がピークに達することがあります。システム内で保護されるリソースが増えるほど、ピークが大きくなり、ピークに達する頻度も高くなります。ピークが最大になるのは、LifeKeeper を起動して、アクティブなリソースごとのディープチェックを最初に起動するときです。サーバーがこの最初の負荷のピークを適切に処理できる場合は、その後クイックチェックおよびディープチェックに起因するパフォーマンスの問題が発生する可能性は低いと言えます。
VSSシャドウコピー
VSS シャドウコピー の保存先としてLifeKeeper for Windows が保護するボリュームは指定できません。LifeKeeper for Windows の保護対象でないボリュームであれば、シャドウコピーの保存は可能です。
制限事項と既知の問題
既知の問題
アップグレード中にGUIがターゲットサーバーの誤った状態を表示する
LifeKeeper v8.10.1より前のバージョンからv8.10.1 またはそれ以降へアップグレードする際にターゲットサーバーが誤った状態を表示します。詳細は、既知の問題と回避策 を参照してください。
ミラー作成・削除時に表示されるジョブ情報の欠落警告について
ジョブの作成中に、「このコンピューターには、次のターゲットボリュームのSIOS DataKeeperジョブ情報がありません: <vol>(This computer is missing SIOS DataKeeper Job information for the following target volume(s): <vol>)」という警告が GUI に短時間表示される場合があります。 警告は数秒後に消えます。 これは、ミラーの作成および削除中に発生する一時的な状態であり、エラーを示すものではありません。
Windows 2008 R2
SIOS DataKeeper は、SHA-256証明書で署名されたカーネルモードドライバー (ExtMirr.sys) を含んでいます。Microsoft hotfixでアップデートしていないWindows 2008 R2 システム上にインストールする場合は、そのドライバーで起動できない場合があります。 Microsoft からの詳細については こちらの記事 を参照してください。特にWindows 2008 R2 SP1 が適用対象になっているイベントについてはそちらをご確認ください。
DataKeeper を v8.6.2 以降からアップデートする場合は本事象の対象外となります。v8.6.2 より古いバージョンからアップデートをする場合は、実施前にOSがSHA-265ドライバー証明書をサポートしていることを確認してください。
制限事項
アンチウィルスソフトウェア
アンチウィルスソフトウェアは、LifeKeeper のバイナリーを誤ってマルウェアとして検出する場合があるため、LKROOTフォルダー (%LKROOT% はデフォルトでは C:\LK )をウィルスチェックの対象から除外するよう設定してください。
SCVMM 2012
SCVMM 2012 で DataKeeper を使用する場合は、SCVMM 2012 SP1 を使用する必要があります。
Microsoft Failover Clustering がインストールされたサーバー
LifeKeeper for Windows は、Microsoft のHAクラスターソリューションである Microsoft Cluster Server 機能または Microsoft Failover Cluster 機能がインストールされた サーバー上での動作をサポートしません。この制限の一部として、Microsoft Failover Cluster Virtual Adapter (Virtual NIC) でホストされる IP アドレス (169.254.xxx.xxx) を使用した場合、LifeKeeper コミュニケーションパスは機能しません。
FAT ファイルシステムのサポート
LifeKeeper for Windows では、FAT ファイルシステムまたは FAT32 ファイルシステムを使用するボリュームの保護はサポートされません。
フォールトトレラントディスクセット
LifeKeeper for Windows 複製ボリュームは Windows フォールトトレラントディスクセット (ソフトウェア RAID) を使用してサポートされますが、LifeKeeper for Windows 共有ボリュームは Windows フォールトトレラントディスクセットと互換性がありません。フォールトトレラントディスクセットは動的ディスクでセットアップする必要があり、動的ディスクは 2 つのシステム間で共有できません。
ファイル共有Recovery Kit
- ファイル共有リカバリーキットは、アクティブドメイン環境でのみサポートされ、ワークグループ環境ではサポートされません。ワークグループ環境またはドメイン環境のいずれにおいても、ローカルマシンアカウントに付与されたファイル共有権限は、フェイルオーバー時に保持されません。これは、ローカルユーザーIDは、そのIDが生成されたローカルシステムでのみ有効であり、他のシステムでは認識されないためです。2つの異なるマシンで 2 つのローカルユーザーIDが同じ綴りであっても、それらは2つの異なるアカウントとして扱われ、生成されたシステムでのみ有効となります。一方、ドメインアカウントは、ドメイン内のどのシステムでも識別および使用できます。
- ファイル共有リカバリーキットは、システムで9999を超えるファイル共有が定義されている場合、機能しません。ユーザー定義の共有の合計数が9999を超えると、LifeKeeper for Windowsで適切なファイル共有を保護しようとすると失敗します。この制限は、ファイル共有リソースの編集にも適用されます。システムで9999を超える共有が定義されている場合、保護されている共有のリストを変更することはできません。
- キャッシュ設定の変更は、ファイル共有リストリソースの作成時にのみ保存されます。既存のファイル共有リストリソースで保護されているファイル共有のキャッシュ共有設定の変更は保存されません。リストアすると、これらの設定はリソースの作成前に設定されていた値に戻ります。
- ファイル共有設定「Enable access-based enumeration(アクセスベースの列挙を有効にする)」および「Encrypt data access(データアクセスを暗号化する)」は、スイッチオーバー/スイッチバック時に保持されません。お客様は、スイッチオーバー後にこれらの設定を手動で希望の値に更新する必要があります。
LAN Manager Recovery Kit
Microsoft は、ネットワークインターフェースカードごとにプライマリーIP アドレスでのみ LAN Manager の機能をサポートします (Microsoft bug SRX#9704116-48)。このため、LifeKeeper for Windows の保護対象の IP アドレスでは LAN Manager の機能を使用することができません。したがって、TCP/IP プロトコルを使用してコンピューターの別名に切り替える方法は、クライアントに対して IP アドレスから LAN Manager 名に動的にマップできるようにする必要があります。解決策としては、WINS サーバの使用を推奨します。LifeKeeper for Windows サーバー (および保護対象の LAN Manager 名にアクセスするすべてのコンピュータ) を同じ WINS サーバの WINS クライアントにする必要があります。
仮想メモリーが少ないとシステムの状態が悪化する
LifeKeeper for Windows は必要に応じ十分なメモリーが使用可能な状態を前提として正しく動作します。システムの仮想メモリーが不足している場合は、すぐにその状態を解消する必要があります。
仮想メモリーの不足により通信機能などシステム内部の機能の性能が低下したり処理が遅延したりすると、LifeKeeper for Windows が誤動作する可能性が非常に高くなります。例えば、TCP/IP 通信リソースの deepcheck によって障害が間違って検出され、リソースのフェイルオーバーが発生する可能性があります。
クラスター内の他のサーバーと LifeKeeper for Windows との通信性能が低下している場合、手動による切り替えが失敗することもありえます。ただし、これによって、サーバーが完全にダウンしたときに保護されたリソースをフェイルオーバーするLifeKeeper for Windows の機能が影響を受けることはありません。
GUI の相互運用性
LifeKeeper for Windows のLifeKeeper GUI は、LifeKeeper for Windows の管理にのみ使用できます。LifeKeeper for Linux のクラスターに対しても、接続および監視は可能ですが、リソースの作成、プロパティーの編集、サーバーのサービス状態の切り替えなどの管理作業はサポートされません。
LifeKeeper for Windows は、バージョン 7.2 において、TTY コミュニケーションパスのサポートを終了しました。今後は、TCP/IP コミュニケーションパスに移行する必要があります。ただしすでに TTY コミュニケーションパスを使用している場合は、以下に示すように /etc/lkinit.config ファイルの TTYCA.EXE の行の ”#” を削除することにより、このオプションを再び有効にすることができます(ただし推奨はされません)。
TTYコミュニケーションパスが無効な状態
# … /bin/TTYCA.EXE| -t 1 X X X X X X |
TTYコミュニケーションパスが有効な状態
… /bin/TTYCA.EXE| -t 1 X X X X X X |
TTY コミュニケーションパス機能を有効または無効にする場合は、lkinit.configの編集後に LifeKeeper サービスを停止し、再起動する必要があります。LifeKeeper を停止するには、コマンド %LKROOT%\bin\lkstop.exe –f ( %LKROOT%はデフォルトでは C:\) を実行してください。GUI が停止され、関連するすべてのプロセスが停止されていることを必ず確認してください。LifeKeeper を再起動するには、%LKROOT%\bin\lkstart.exe と入力します。
コンソールアプリケーションの管理
Windows Server 2008 以降では、LifeKeeper for Windows からのコンソールアプリケーションの起動はサポートされません。Windows Server 2008 において UAC やメモリ管理などのサーバーのアーキテクチャーとセキュリティーが改善されたため、LifeKeeper for Windows のようなバックグラウンドプロセスからコンソールアプリケーションを起動することはできません。
Bitlocker は DataKeeper をサポートしない
Microsoft によると、Bitlocker はソフトウェア RAID 構成との連携をサポートしません。DataKeeper は本質的にソフトウェア RAID 1 であるため、Microsoft は Bitlocker と DataKeeper の連携をサポートしません。詳細についてはこちら を参照してください。
よくある質問
LifeKeeper for Windows の再インストールまたはリソースの再作成を行わずに、リソースの値も含め LifeKeeper for Windows のデータベース設定を変更することは可能ですか。
はい。 lk_chg_value.ksh コマンドを使用してください。
LifeKeeper for Windows では、クラスター内のすべてのサーバーの設定が同一でなければなりませんか。
いいえ。すべてのサーバーが、フェイルオーバー操作後にアプリケーションを実行できるだけの処理能力があり、LifeKeeper for Windows に関するそれ以外の要件をすべて満たしていれば、クラスターを構築できます。LifeKeeper for Windows は、同一のハードウェアを必要としませんが、ソフトウェアについては同一のものを必要とし、同一のサービスパックで設定する必要があります。
LifeKeeper for Windows によって保護されているファイル共有リソースに対する権限はどのようにして変更するのですか。
EditFileShareResource ユーティリティーを使用して、ファイル共有リソースを、関連するボリュームに対する現在のファイル共有および権限とともに更新することができます。このユーティリティーは、ファイル共有の数が多い環境や、リソースを作成した後や権限を変更した後にファイル共有が追加または削除された環境で便利です。このユーティリティーを使用すると、ファイル共有リソースを削除して再作成する必要がなくなります。 EditFileShareResource ユーティリティーは %LKROOT%\bin ディレクトリーにあります。
ユーティリティーを起動するには、コマンドラインから次のように入力します。
> EditFileShareResource <Tag name> ##<Tag name>は、現在サービス中のファイル共有リソースのタグ名
このユーティリティーは、ファイル共有階層に関連付けたボリュームに定義されている該当のすべてのファイル共有を保護します。また、すでにシステムから削除された古い保護対象ファイル共有を削除し、所定の基準に従って、新たに定義したファイル共有をファイル共有リストに追加します。ファイル共有に定義されているファイル共有権限も更新します。
ドキュメント
LifeKeeper for Windows のインストール、設定、管理、およびトラブルシューティングについて詳細は、LifeKeeper for Windows テクニカルドキュメンテーション を参照してください。また、LifeKeeper for Windows を初めて使用する場合は、LifeKeeper for Windows クイックスタートガイド および DataKeeper クイックスタートガイド を参照してください。
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