ファイル共有リストリソース階層の作成

Windowsのファイルマネージャー機能を使用すると、ファイル共有を定義できます。ファイル共有リストリソースタイプを使用すると、1つ以上のファイル共有を含むリソースを作成できます。

ファイル共有リストリソースの条件

利用できないファイル共有もあります。次の説明を参考にして、利用可能なファイル共有を判断してください。

• 共有名はサーバーが共有するボリュームに設定します。

• 2台のサーバーにファイル共有リソースを作成すると、共有ボリュームは自動的に保護されます。しかし、3 台目以降のサーバーは、ファイル共有階層を拡張しないと、ファイルを共有できません。

• 2台目のサーバーに共有名をすでに設定している場合、共有名は同じディレクトリを指す必要があります。

• いずれか一方のサーバーで共有名が保護されている場合、その共有名は使用できません。

• 管理者は、作成した共有名がディレクトリを指すことを確認します。ディレクトリに共有名を作成した後でも、そのディレクトリを削除できます。ディレクトリを削除した場合は、共有名を削除したことを確認してください。

*注意: バックアップサーバーでファイル共有リソースを起動すると、共有が有効になります。階層を削除しても、ファイル共有は削除されません。

ファイル共有リストリソースの作成

キャッシュ共有設定は、スイッチオーバー/スイッチバック時に保存およびリストアされます。必要なキャッシュ設定は、ファイル共有リソースを作成する前に設定する必要があります。スイッチオーバー/リストア時に、キャッシュ設定はリソース作成時の状態に戻ります。お客様は、スイッチオーバー/リストア時に 「アクセスベースの列挙を有効にする」 および 「データアクセスを暗号化する」を必要な値に手動で更新する必要があります。更新しないと、チェックが外れた状態に戻ります。

ファイル共有リソースを作成するには、次の手順に従ってください。

1. サーバーを選択します。次に、 サーバーコンテキストメニュー または サーバーコンテキストツールバー の [リソース階層の作成] をクリックします。

2. [保護するアプリケーションを作成] ウィンドウが起動し、 プライマリー サーバーおよび バックアップ サーバーが表示されます。まだ選択していない場合は、設定のための適切なシステムを選択してください。

3. クラスターにインストールされているすべてのリカバリーキットの一覧が表示されます。 [ファイル共有リスト] を選択し、 [次へ] をクリックします。

4. 設定ウィザード で、以下の情報を入力します。ダイアログボックスの [戻る] ボタンがアクティブになっているときは、直前のダイアログボックスに戻ることができます。これは特に、前に入力した情報の訂正が必要なエラーが発生した場合に役立ちます。階層の作成手順の間に [キャンセル] をクリックすると、SIOS Protection Suite は作成プロセス全体を取り消します。

5. データの入力を完了すると、 [次へ] ボタンが表示されます。 [次へ] をクリックすると、リソース階層の作成と検証が実行されます。

6. リソース階層が正常に作成されたことを伝えるメッセージが表示されたら、*[次へ]* をクリックして操作を続けます。問題が発生すると情報ボックスにエラーが表示され、部分的に作成されたリソース階層が削除されて、 [次へ] ボタンが無効になります。その場合は、 [キャンセル] をクリックして、 ウィザード を終了してください。