VMがクラスター化されている状態での仮想マシンの設定変更後に、フェイルオーバクラスターエラーが発生する
説明
VMをクラスター化している状態でフェイルオーバクラスターマネージャを使ってVM 設定の変更を行う際にVMに対してネットワークインターフェースの追加などを行うと、「 Refresh Virtual Machine Storage Configuration 」エラーが表示され、VM の別のクラスターノードへの Quick Migration や Live Migration に失敗します。
この問題は以下の状態にあてはまる場合に発生します。
- VM がクラスター化されている。
- VM ネットワーク設定を変更するためにフェイルオーバクラスターマネージャが使用されている。
- クラスター共有ディスク以外のストレージが DataKeeper ボリューム複製ストレージなどの VM ストレージに使用されている。
3 つすべての状態にあてはまる場合にこのエラーが発生します。このエラーは、VM がクラスター外に存在し、VM ネットワーク設定の変更に Hyper-V マネージャが使用されていれば発生しません。
以下がその際に表示される画面です。
推奨される処置
ソリューションの詳細については、Microsoft にお問い合わせください。
Microsoft Hotfix をインストールせずに仮想マシンのネットワークアダプタを変更する場合は、以下の手順を実行してください。
- VM をクラスター外へ移動させる。
- NIC 接続の仮想ネットワーク名がすべてのクラスターノードで一意であることを確認する。
- Hyper-V マネージャを使用して仮想マシンのネットワーク設定を変更する。
- VM をクラスターへ戻し、DataKeeper ボリュームリソースを VM リソース階層に移動させる。
- 仮想マシン設定リソースを Datakeeper ボリュームリソース階層に再作成する。(下記の黄線部分)
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