説明
Windows Server 2012 では、Microsoft フェールオーバクラスタマネージャ UI ツールに問題があります。 使用可能記憶域グループの DataKeeper ボリュームリソースで「右クリック」を実行したときに、ドロップダウンの操作リストが表示されません。この操作リストには、通常、クラスタからリソースを削除する「 削除 」コマンド (他の操作もあり) が含まれています。
そのため、管理者が DataKeeper ボリュームストレージリソースの使用を終了するときに、 フェールオーバクラスタマネージャ UI ツールでクラスタからリソースを削除することができません。これは、Microsoft 以外のストレージリソースのみで発生する現象のようです。Microsoft はこの問題の修正に取り組んでいます。
推奨される処置
この問題に対する Server 2012 Hotfix が Microsoft からリリースされています。Microsoft の記事 2804526 では、この問題を含む、複数の WSFC Server 2012 の問題に関する概要を説明しています。この記事には、Server 2012 の複数の Hotfix が参照先として示されています。Microsoft Hotfix 2795997 をインストールすると、この問題が修正されます。Windows Update KB2803748 もインストールする必要があります (通常、この操作は自動的に行われます)。KB2803748 をインストールしないと、クラスタの動作が不安定になります。
この Hotfix をリクエストするときは、 [すべてのプラットフォーム、言語用の修正プログラムを表示する] をクリックし、 [x64] の選択ボックスをチェックをしてください。 また、この Hotfix をインストールした後、すべての Windows Update を適用して 2012 Server を更新してください。
Microsoft Hotfix をインストールせずにこの問題を回避するには、「 Windows PowerShell 」を使用して「 DataKeeper ボリューム 」リソースを削除する必要があります。PowerShell を使用してクラスタから DataKeeper ボリュームリソースを削除するには、次のコマンドを実行します。
remove-clusterResource “<DataKeeper Resource Name>”
以下に例を示します。
上の例では、「 New DataKeeper Volume 」を、お使いの DataKeeper ボリュームリソースの実際の名前に置き換えてください。
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